爪でわかる健康チェック。 デコボコ・縦筋・反り、爪は健康のバロメーター。

健康

こんにちは、矢印タカシです。

実は私自身、10年ほど前から薬指の爪が縦に割れる「爪甲縦裂症」という症状に悩んでいて、今回改めて爪の病気や異常からわかる健康チェックについて調べてみました。 毎日見ているはずの自分の爪、身近すぎてその異常に気が付いてないかもしれませんね。 一緒に見ていきましょう。

爪とは? どんな構造をしてるの?

爪とは皮膚の角質が変化したもので「ケラチン」というたんぱく質で出来ています。 おおよそ一日に0.1ミリくらいずつ伸びるので、一か月で3ミリほど伸びる計算になりますね。 そして手よりも足の爪のほうが一般的に伸びるのが遅いです。

爪に皮膚呼吸のような機能はありませんが、表面からは水分が蒸発しています。 なので付け爪・ジェルネイルなどを塗ると、水分の蒸発が妨げられてしまい爪は弱くなります。

爪によくある症状。 原因と対策は?

よくあるのが爪にまんべんなく縦の筋が入ることです。 原因は主に乾燥と老化で対策としては、ハンドクリームを爪の周りや指先までしっかりと塗り込むことで乾燥を防ぎましょう。

爪の状態を知ることで足りてない栄養がわかることもあります。 縦線が出るのは「ビタミンB群」が足りていないことが多く、バランスの良い食事やサプリメントをとるなどしましょう。 ただし爪に黒い線が入った場合は注意が必要で、メラノーマ(悪性黒色腫)やアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)などの、難病の可能性があるのですぐにお医者さんに診てもらってくださいね。

爪に横線がができる場合、爪の根本にある爪母(爪を製造する場所)に問題があるときで、強くぶつけたり甘皮処理のときに傷をつけてしまった、また栄養状態が悪かったり不規則な生活など体調が良くないときなどにおきます。

爪が反ってしまうことを「匙状爪」または「スプーン爪」と呼び、鉄欠乏貧血によっておこることが多いです。 職業柄、手先を圧迫したりアルカリ性の薬品を使う方にもおこります。 赤ちゃんの爪が反っていることがありますが、これは赤ちゃんの爪が薄いために反ってしまう現象で珍しくありません。 安心してくださいね。

巻き爪・陥入爪など爪の両端が皮膚に食い込んでしまう症状は、深爪や先の細い靴などで長時間圧迫された場合になりやすいです。

さいごに

爪に異常があってもその多くは痛みも痒みもない場合がほとんどです。 女性なら特に手や爪は毎日必ずみているでしょうし、男性でも爪を切るときには見ているはずです。 なんか普段と違うなぁ、だんだん筋が出てきたな、と感じたらまずは不規則な生活やストレスを改善させる努力をしてみましょう。 肝臓は「沈黙の臓器」といわれますよね、爪も沈黙していても体の健康状態をしっかり教えてくれるバロメーターになります。 他人はきがついてくれません、自分の健康は自分で守れるようにこれからは爪の「顔色」も見てあげてくださいね。

それでは、また。