口臭・体臭・加齢臭 気になるニオイを自分でチェック&改善しましょう!

健康

こんにちは、矢印タカシです。

他人のニオイはすぐに気が付くのに、不思議なもので自分のって分からないですよね。 ニオイの強さや種類も人それぞれで、自分だけのニオイが他人を不快にさせていないか気になりませんか? 今回は「人に聞けない口臭・体臭・加齢臭」についてのお話です。

口臭・体臭・加齢臭 ニオイの原因

口臭

大きく分けて3つの原因があります。 ひとつは「生理的口臭」で、人が新陳代謝を繰り返す過程で自然に発生する口臭です。 寝起きや空腹時などに匂いやすく、唾液の分泌によって少なくなります。

つぎに「心因性口臭」があります。 ストレスや疲労などの精神的な要因で、口が渇くことにより匂いを発生させます。 緊張して口の中がネバネバすることがありますよね。 

最後に「病的口臭」です。 全身のさまざまな病気が原因でおきる口臭で、慢性化している場合は体のどこかに異常があることがあります。 虫歯や歯周病・ドライマウスから、鼻やのど・呼吸器・胃腸などに原因があることもあります。 思い当たるふしがあれば、専門のお医者さんで相談することを勧めます。

体臭(加齢臭)

体臭の原因は「汗と皮脂」を「常在細菌」が食べて増殖することで発生します。 汗と皮脂自体は匂いません。 常在細菌が食べてエネルギーを合成する際に、汗(ワキ)や脂臭の原因になるニオイ成分が発生します。

加齢臭はこれらと少し違い、皮脂が空気中の酸素によって酸化されて発生する匂いです。

匂いの発生場所はおもに、ワキから発生する「ワキ臭」、後頭部から首の後ろで発生する「ミドル脂臭」、体幹・背中部分で発生する「加齢臭」、そして足から匂う「足臭」があります。 どこも何となく身に覚えがありますよね。

年齢によっても体臭は変化します。 いわゆる汗臭さ(ワキ臭)は20代が最もつよく、40歳前後では後頭部・首の後ろからのミドル脂臭、加齢臭は50代以降に強く出てきます。

口臭・体臭を防ぐには? 改善策

口臭を防ぐには、まず原因をよく知ることが大切です。

・口腔内が不衛生

口臭の9割は口腔内に原因があります。 口腔内にいる嫌気性菌が、古くなった細胞や食べかす・唾液などを分解するときに「揮発性硫黄化合物(VSC)]という匂いを発する成分をつくります。 

そのためにも歯磨きや舌を清潔に保つことは口臭対策の基本です。

・口腔内の乾燥・唾液の少なさ

口呼吸や疲労・ストレスで口の中が渇くと、唾液の分泌が少なくなり結果的に舌に白い苔(舌苔)できやすくなり、匂いが発生しやすくなります。 また、加齢や病気などが原因で舌の機能が低下し、唾液の分泌量が減ることで同じように舌苔が増える原因になります。

・胃腸の状態

胃腸の状態は体の免疫力と深いつながりがあり、の状態が舌に現れるともいわれます。 胃腸の機能低下により免疫力がさがり、細菌への抵抗力が低くなり舌苔がつきやすくなります。

解決策としてはやはり「定期的な歯磨き・唾液の分泌を促す(鼻呼吸・ガム・水分補給)・不規則な生活の改善(食生活の改善・ストレスを減らすことによる免疫力の増加)」になってきます。

意識的に唾液を増やすような努力をすることで、口腔内の環境が変わり匂いの原因も少なくなります。

体臭の改善にはおもに「制汗・殺菌・消臭・洗浄」があります。

・制汗

汗の発生を抑えることで匂いを発生させにくくします。

・殺菌

ニオイ菌の増殖を防ぐことで匂いを発生させにくくします。

・消臭

発生してしまった匂い成分を、消臭成分によっておさえます。

・洗浄

匂いの原因である皮脂や汗を、洗い流すことで発生をおさえます。

体臭もやはり汗や皮脂の分解をおさえることが基本的な解決策で、市販のデオドラント製品(殺菌シート・消臭スプレー)を使ったり、こまめに汗を拭いたり体を清潔に保つことが大切です。 

特に加齢とともにイヤな匂いは増してくるので、体だけでなくシャンプーやトリートメントなどで頭皮を清潔にすることも意識しましょう。 汗や皮脂汚れを感じたらすぐに殺菌シートで拭き取るなどの対策をすれば、匂いの量もへらせるので他人に不快な印象を与えることもないでしょう。

まとめ

年齢を重ねるにつれ口臭・体臭に無頓着になりがちです。 他人の口臭・体臭を匂えばいかに不快なものか実感すると思います。 

しょうがないと諦める前に、できる対策から始めてみましょう。 仕事ができても笑顔がステキでもお洒落であっても、口臭・体臭はそれらの魅力を一瞬で吹き飛ばします。 いつまでも爽やかさを失いたくないですよね。

当たり前の対策を毎日続ける。 むつかしいですが是非、習慣化したいものです。

それでは、また。