腹を立てても自分が損するだけ 自分のためにも「腹が立たない」テクニックを身につけよう!

人生

こんにちは、矢印タカシです。

誰でも腹を立てることはありますが、問題はそのモヤモヤした怒りのぶつけどころですよね。 「なんで自分はこんなに怒っているんだ!」と怒りの矛先が自分に向いたりして、最後は自己嫌悪に陥ったりします。 図太く、大きな心を持ちたいと思ってはいるものの、なかなか実践できない「怒り」の正体についてのお話です。

なぜ、腹が立つのか?

そもそも怒りとは何なのでしょうか?

抑えることができるなら苦労はしません。 でも抑えようとすれば余計にフツフツと心の奥からわいてくる強い感情が「怒り」です。

生理現象ですから抑えることは無理ですし、喜怒哀楽の中でもいち早く表に出てくるのが「怒りの感情」だと言われています。

冷静に考えると相手に非があるというよりも「自分のとらえ方」が大きいことにも気づきますよね。 機嫌がよければ笑って済ませるようなことも、虫の居場所が悪ければ昔の事まで上乗せして爆発してしまいます。

相手の言動はただのきっかけに過ぎないんですね

なぜ、腹が立つのか?ということですが、一番の原因は「自分の価値観で相手を見てしまう」ことが挙げられます。

そして、腹を立てた自分を見せることで「自分はこんなに怒ってるんだ!」ということを相手に認めさせたいという感情からでもあります。

これらを詳しく見ていきましょう。

怒りの成分を冷静に分析してみる

まず、ほぼ100%が「人間」に対しての怒りだということです。

まれにタンスの角に足の小指を強打して「いってーなっ!」と激怒りしてる人もいるでしょうが、基本的には人間相手にしか怒りの感情は怒らないという事です。

近所の犬に吠えられて「おれに吠えるなんて生意気だ!」と怒る人はいますか? いたとしたら本気で病院に行った方がいいと思います。 そこまでいくと深刻です。

雨が降って怒るひともいませんよね。 怒りには「相手」が必要なんです。

よく、怒りは「恐怖の裏返し」などと言います。

つまり良くわからない不安や恐怖に対して怒りの感情がわいてくるということです。

わっ!と驚かすとびっくりしたあ後で怒り出す人がいますよね、あれは驚きのあとで「不安や恐怖」に対するいかりが沸いてきたということですよね。

なぜ「人間」に対して腹が立つのか?

これは「価値観を共有しているはず」という思い込みからです。

同じ人間(同じ日本人)なのだから「同じ常識を持っているはず」という勝手な思い込みです。

~しなきゃいけないはずなのに、〇〇してきた。 これは私に対して「わざと」に違いない。 私はバカにされた(低く見られた)から怒ってもいいんだ!

自分が怒っている姿を相手に見せることで、「さあどうする。 こんなに怒っているのは君のせいだ! 少しは反省したり謝ったりしたらどうなんだ!」という思いを伝えているのかもしれません。

世の中は自分の思うようにいかないことが多いですよね。 たまたま思った結果と違うことが起きると、それを人のせいにすることで「自分のせいじゃない」と思いたいのが人情です。

でも、それではいつまでも他人がきっかけの怒りに振り回されつづけることになります。 それらを断ち切るには「自分がどうしたいか?」を冷静に考える習慣を作っていくしかありません。

自分が、

なぜ?

何に対して?

怒りを覚えているのか。

そして、どうすれば?

自分の機嫌を直せるのか?

を冷静に考えるクセをつけるんです。

怒りに限らず「他人に振り回される」のが一番疲れますし出口がありません。

一方、主体的に「自分のせい」にしてポジティブに捉えるほうがストレスはたまりません。 なんなら余裕まで生まれます。

「アイツのせいでこうなった! プンプン!」ではなく、「あっ、自分は今ちょっぴり怒ってる。 でも、この感情は自分のせいだから冷静に考えて出口をみつけなきゃ!」です。

まとめ

自分の常識は他人には当てはまらないこともあることを理解しましょう。

意外と常識とか価値観って人によってかなり違うものですよね。 なので、相手にも悪気はなかったんだという事がわかれば怒りの感情は収まるはずです。

自分のものさしで~しなきゃダメだ!という決めつけをすると、他人の常識は一気に「非常識」に思えてくるわけです。

怒りは一瞬の感情です。 何日も何か月も思い続けるのは難しいですし、持っていたら少し異常ですよね。

この「一瞬の反応」をどうコントロールするかで、自分が楽になれると思いませんか?

そのためにも、「ひとのせい」ではなく「自分ならどうできるか」を軸に考えてみましょう。

怒りを忘れた生き方って、それだけで幸せだと思いませんか?

それでは、また。