ニュースを見るとバカになる? なぜニュースはネガティブな内容しか扱わないのか。

日々の生活

こんにちは、矢印タカシです。

その昔、社会人なら「新聞やニュースは毎日見なさい!」と言われていました。 そこにはいつも「正しい情報」があり、それを入手することで「人生をいい方向へ」導いてくれるかのように。

大学の入試対策には〇〇新聞がいいとか、一般常識を養うには新聞とニュースは欠かせないなど言われてきました。

さて令和時代になった今、本当にニュースは役に立つのでしょうか?

新聞に書いてあることは「真実」なのでしょうか?

あなたはどう思いますか?

人の作った記事には必ず「意図」が含まれる。

同じ内容のニュースでも、新聞社やテレビ局によってとらえ方が違う事ってよくありますよね。

本来、メディアは「事実を脚色せずに伝える」ことが仕事でした。

しかし今ではそれだけでは視聴者・読者は納得してくれません。 より詳しい解説を欲しがり、何なら意見まで求めているのが現実です。

そこでニュースはコメンテーターやタレントを呼びワイドショーさながらの演出になっていきました。

事件や事故では「再現VTR」まで準備し、それらしいBGMをつけて放送します。

それって本来の「報道」に必要なことなのでしょうか?

テレビ局のお客さんって誰ですか?

テレビ局にとって「お客様」ってだれでしょうか?

そりゃあ、毎日何時間もテレビを見てくれる私たち視聴者に決まってるじゃん!

と、思っていませんか? 答えはノー!です。

テレビ局にとって頭が上がらない「お得意様」はスポンサー企業です。 視聴者が「釘付けになるような番組」をつくることで視聴率を稼ぎだし、その数字に見合った大きなコマーシャルを流してくれるのがスポンサー様です。

その額は一般視聴者には想像もつかないくらい巨額で、テレビ局の収入の大部分を占めています。

言い換えると視聴者は「数字を作り出すための道具」でしかないんですね。

そこを理解するとニュースを始めとするテレビ番組に対する考え方が変わってきませんか? もちろん有益な情報もありますが、それに混ざって「視聴率を上げるため」の情報も多く含まれているということですね。

なぜネガティブなニュースばかり放送されるのか?

受動ストレスという言葉があります。

簡単に言うと「他人から受けるストレスにより判断力などが落ちる」ことです。

例えばタバコのパッケージをより喫煙の害がわかるようなイラスト付きにしたところ、それにストレスを感じてしまい結局タバコの売り上げが伸びたという話です。

ニュースで他人のひさんな事件や事故の映像を見ることで、視聴者は漠然とした不安を持ちますよね。 それがストレスとなり徐々に貯めこまれていきます。

そこにタイミングを計ったかのように「明るいコマーシャル」を流します。

すると人はそれを買いたくなることでストレスを発散しようとするわけです。

なので、スポンサー様の商品をより購入してもらうためには「ネガティブな内容で受動ストレスを視聴者に与える」方法が昔から取られているんですね。

よく言えば「よくできたマーケティング手法」と言えますが、見せられてるほうとしてはどう思いますか? 嬉しい話ではないですよね。

つまり、ニュースというものはそれほど見る価値が無いということです。

もちろん、一般常識的な情報は必要ですがひとつのニュースに5分も10分もかかるテレビより、ネットニュースなら大まかな内容を把握するだけなら数十秒ですみます。

この差は大きいですよね。 ニュースをダラダラとテレビ局の都合に合わせて順番に見る方がいいか、ネットで主体的にニュースを選んで短時間で終わらせる方がいいか?

あなたはどう思いますか?

時間がない? ニュースをやめれば作れます。

何かを始めるためには何かを捨てる。 これは大原則ですよね。

趣味や副業、今の仕事のスキルアップのための勉強など、現代人は暇な時間があまりありません。

どうやって時間を作るのか? 寝る時間を削りますか?

でもこれは一番やってはいけないパターンです。

何をやるにも睡眠をとることは大切なことです。 食事もそんなに時間をかけている訳でもないですし。 

一番は「テレビ・新聞を見る時間」を減らすことです。

何も「社会で起きている情報を遮断せよ」ということではありません。

「ネガティブであなたに関係ないニュースは排除せよ!」ということです。

食事でいえば「栄養のある食べ物を選んでたべよ!」ということです。

栄養価も低く、なんならジャンクフードばりの中毒性と体に害のある成分でできたネガティブニュースを毎日見続けるとどうなりますか?

受動ストレスで不安を煽られてはコマーシャルで購買意欲をくすぐられる。 それを繰り返すうちに、スポンサーから「お得意さま」と呼ばれるようになるかもしれませんね。

賢い人はもう始めています。 ニュースを見ることをやめ、必要な情報は自分から取りにいく、そして「自分自身で」その内容を判断する。 他人の意見に流されるんじゃなくてね。

私自身、5年ほど前から平日はまったくテレビを見ていません。 週末でも気に入った番組を少し見る程度です。 ドラマ・バラエティーはほぼゼロですが、むしろ私生活が面白くなった気がします。

そして時間に余裕が生まれてきました。 「自分で」何をするか決められるのはストレスがありませんし、何をやってもたのしいです。 ブログを書いたり本を読んだりとなにかしら自分に有益なことが出来ますよね。

ニュースを見なきゃ時代に取り残される!なんて思ってることがすでに時代遅れです。

これからは「主体的」に自分であれこれ考えていく時代です。

そのはじめの一歩として「どーでもいい」ネガティブなニュースをダラダラ見ることをやめてみませんか?

あなたの時間は「限られています」よね。

他人に奪われ続けるのか、自分で時間を作って有意義に使うのか?

決めるのはあなたです。