炭火と七輪 災害時にも役立つ家庭に常備したい防災用品です。

家庭

こんにちは、矢印タカシです。

みなさんは炭火でバーベキューをしますか? 火力が強くて長時間燃え続けるので便利ですよね。 もし使ったことが無いのなら「備蓄できて災害時にも威力を発揮する」炭火と七輪について、この機会に少し考えてみませんか? 普段から使い慣れておくことで、イザというときに持っててよかった!と頼りになる存在です。

炭火と七輪 どんな物?

炭火と聞くとアウトドアでのBBQを思い浮かべますが、七輪と炭火の組み合わせは古くから日本に根付いていますよね。 今のようにガスコンロが無い時代には、家族が囲炉裏を囲んで炭火で魚を焼いたり煮物を煮たりしました。

最近では東日本大震災のあと防災グッズとして再び注目を集めています。 電気やガスなどライフラインが止まると、最低でも数日は不便な生活を強いられます。 カセットコンロを持っているかたも多いですが、ボンベは危険物なので防災用に備蓄するには向きませんし、せいぜい3本セットの残りがあればいいほうではないでしょうか。

一方、炭火の原料の木炭は「ただの炭」なので、箱買いしておけば何年でも備蓄できますし、七輪を持っておけば木炭がなくても廃材を燃やして調理や湯沸かしをしたり、ストーブのように暖を取ることができます。(屋外使用になりますが)

木炭と七輪の選び方 種類や値段はどうなの?

どちらもホームセンターで入手できますが、せっかくなら安いものより長く使えるものを選びましょう。 七輪は落として壊さないかぎり半永久的に使えるのでお得です。

まず木炭ですがBBQ用に山積みされているセール品は避けましょう。 使ってみると分かりますが安売りの木炭は燃焼時間がとても早いです。 スカスカの軽い木材を使っていることもありますが、すぐに崩れてしまい再利用にも向きません。 一回のBBQで使い切るようなら問題ありませんが。

おすすめはネットなどで買える「オガ炭・10キロ箱」です。 2~3千円しますが全然減りません。 我が家は3人家族で念い5~6回ほど「ベランダBBQ」をしますが、5年以上前に購入したオガ炭10キロ箱が半分近く残っています。 毎回数本づつ新たに足していくのですが、二時間ほど燃焼させても十分に再利用できるので結果として減らないんです。 燃費がいいのでコスパも抜群です。

七輪も980円で売っている丸型(バケツ型)ではなく、大人数でも使いやすい長方形型(角型・ワイド)がおすすめです。 丸形は一人でサンマを焼いたり、肉やナベをするのに適していますが、角形ワイドは左右で炭の量を変えたりできるので、左側で調理をしながら右側でお湯を沸かすなんてことができます。 家庭のガスコンロのような使い勝手なので、防災の面からも面積が大きいほうが便利です。 ネットで3~4千円で買えます。

アウトドア用の鉄製コンロではダメなの?と思われるかもしれませんが、珪藻土(気泡を含んだ保温性の高い土)で出来ている七輪のほうが、炭火の熱を無駄にしないので出来れば珪藻土でできた七輪を一台持っておくといいと思います。

防災計画に組み込んでみる

防災グッズといえば水に保存食、防寒や停電対策品などを思い浮かべますが、火力を手に入れることは非常に心強いです。 暖かいお湯も作れますしキャンプで作った飯盒炊飯も簡単にできます。 簡易的な暖房器具にもなります。

イザというときに使えるように普段から炭火と七輪に慣れておくといいでしょう。 キャンプに持っていけばいつものBBQコンロと別で、ダッジオーブンで調理をしたりご飯を炊いたり楽しさも広がりますよね。

自宅の庭やベランダで定期的に「焼肉パーティー」をするのも楽しいですよ。 我が家は週末の夕方などに防災用に買ってある「FMラジオとLEDランタン」をベランダに持っていき、夕焼けを眺めながらビール片手に肉を焼いています。 災害時の予行演習のつもりでやってみてはいかがですか?

秋にはサンマや椎茸を焼いてみたり、土鍋で栗ご飯を炊いたりすれば子どもも大喜びです。

アウトドア用品というのは言い換えれば「防災にも使えるアイテム」ですよね。 使い慣れておくことが大切で、非常に頼りになること間違いなしです。 電源に頼らない、長期間備蓄できてコストもかからない「炭火と七輪」のある生活を、是非あなたの生活の中に取り入れてみませんか? あ、着火剤とマッチも一緒に備蓄しましょうね。

それでは、また。