冬至にまつわるエトセトラ。

季節

こんにちは、矢印タカシです。

2018年12月22日。 今日は平成最後の「冬至」の日ですね。 一年の中で最も日が短くなり夜が一番長い日です。 冬至にまつわる話はたくさんありますが、あらためて今日という一日についてお話していこうと思います。

あらためて冬至について詳しく知っておきたい知識。

冬至とは二十四節気のひとつです。 私たちが住む北半球では太陽の高さが一番低くなる日で、そのために一年の中で最も昼間の時間が短くなり、反対に夜の時間が一番長くなります。ちなみに夏至の昼の長さと比べると冬至のほうが5時間弱短い計算になります。

そして、冬至の日にはゆず湯に入りカボチャを食べると風邪をひかないと言われています。

ゆず湯とカボチャの由来。

ではなぜ冬至の日にはゆず湯に入るのでしょうか? 昔はお風呂に毎日入る習慣がなかったので、冬至の日を境に運を開くためお清めの意味でお風呂にはいったそうです。 そこに香りが強いゆずを入れることで邪気払いの意味もあったようです。

そして、ゆず=融通が効く湯治(お風呂に浸かることで病気を良くする治し方)=ゆずが効く冬至。 という言葉遊びの面もあったようですね。

カボチャをたべるのは夏野菜であるカボチャが冬まで貯蔵ができるのと、夏の強い日差しで育つ、つまり「陽の気」を持っている食べ物を、太陽の影響が一番弱まる冬至の日にあえて食べることで、元気を取り込もうとすることが由来のようですね。

一年でもっともお日様の力が弱くなる日が冬至ですが、この日を境に再びお日様のパワーは夏至に向かって強くなっていきます。 このことを「一陽来復(いちようらいふく)」といい、これに合わせて運気も上昇させようと最後に「ん」のつく食べ物を食べる習慣が広まりました。 この「運盛り」という風習でよく食べられたのが、れんこん、にんじん、きんかん、ぎんなん、だいこん、かんてん、うんどん(うどん)など「ん」が二つも含まれるたべものです。 ではなぜカボチャ? そうです「なんきん」と書いてカボチャと読むからですね。

冬至と「日の出日の入り」の関係について

子どものころ勘違いしていたのが、冬至は「日の出が最も遅く、日の入りが最も早い日」だと思っていたことです。 でも実はそうでは無かったんですね。

名古屋を例にすると、日の出が一番遅いのは7:01で1/1~1/14まで続きます。 おおよそですが1月7日あたりが最も日の出が遅いピークになります。

一方、日の入りは16:40が12/1~12/10まで続くので、おおよそ12月5日前後が日の入りが最も遅いピークとなります。

つまり日の出と日の入りのピークは冬至を挟んで一か月あまりもズレているんですよね。 一年で一番昼の時間が短いはずなのに、すでに日の入り時間は徐々に遅くなってきていますし、日の出時間はまだまだ遅くなっていきます。

なんだか不思議な感じがしませんか? 私だけかなぁ。

まとめ

冬至を迎えると気分的にも年末感が出てきますよね。 そして「一陽来復」でいえば運気がこれから上昇していくので気分的にも嬉しくなりますよね。(逆に夏至を迎えると「あぁ、今年もこれから日が短くなるのか~」とテンションが下がり始める)

一年間、本当にお疲れ様でした。 ゆず湯に入って年末年始の大掃除やイベントのことを考えながら、ゆっくりと温まって英気を養ってください。 あと一週間で年明けです、風邪やケガに注意して全力で乗り切りましょうね!

それでは、また。