ガソリンスタンドで本当にやってはいけないNG行動。 初心者もベテランも要チェック!

ドライブ

こんにちは、矢印タカシです。

冬場はガソリン給油だけではなく石油ファンヒーター用に灯油を入れる機会も増えます。 当然、ガソリンスタンドに行く回数も滞在時間も増えますが、先日いきつけのガソリンスタンドで衝撃の光景を見てしまったので、自分だけではなく給油をすることのある方のために、改めて正しく安全なガソリンスタンドの使い方をお話していこうと思います。

基本的な給油のしかた&マナーについて。

運転歴が長くて慣れている方も、もう一度確認するつもりで読んでくださいね。

まず、スタンドに入店して給油レーンに入って停車させたら「Pレンジに入れてエンジンを切る」ことですよね。 意外にもDレンジ+サイドブレーキでするすると車が動き出す事故も多いそうです。 次に給油作業に入りますが、ドライバー本人がひとりで作業するのがマナーです。 カップルで仲良く給油する姿をたまに見かけますが、静電気のリスクなどありますので必ずひとりで給油しましょう。 同乗者は窓を閉めた状態で車内で待つのがルールです。

今はタッチパネルの液晶画面が親切にナビゲートしてくれるので、それに従って油種などを入力していきます。 まさかと思いますが今でも「軽自動車だから軽油でしょ?」という人がいるそうなので、自分の車の油種(ガソリン・軽油)くらい知っておきましょうね。

案内の最後に「静電気除去パネルにタッチしてから給油口のキャップを開けて給油を開始してください。 給油が終わりましたら給油キャップの閉め忘れにご注意してください。」と、丁寧なアナウンスをされますが意外と重要なことを言っています。

 まずは静電気除去パネルへのタッチです。 ガソリンは私たちが考える以上に爆発力のある危険物です。 テレビの映像などで見たことがあると思いますが、ガソリンは静電気のパチッ!というわずかなもので引火します。 ガソリンスタンドの店員さんの制服は「静電気がおきにくい素材のものが使われていますが、一般ユーザーは冬ならモコモコの毛糸のセーターで給油したりしますよね。 あれも非常に怖い行為だということです。

そして給油が終わったら確実にノズルを戻し、給油キャップを閉めたことを確認してくださいね。 給油口のふたが開いている車は日常的に見かけますが、過去2回ほど「給油キャップ無いじゃん!」な車に遭遇したことがあります。 スタンドに忘れていったんでしょうかね。 運悪くタバコのポイ捨てとタイミングが合うと笑い事では済まなくなります。

次にマナーですが、エンジンを消す方はライトも当然消しますよね。 つまりエンジンかけっぱなしで給油する人の中には「ライトも消さない人」がいるということです。 よく見かけませんか? エンジンかけっぱなし&ライト点けっぱなしのドライバー。 説明するのも面倒ですが眩しいですし迷惑なので消すようにしましょう。

あと、ありがちなのは携帯電話をかけながらの給油作業です。 危険物を扱っているという自覚がないのと、電波による機械の誤作動や引火リスクを考えればありえない行為だと思いませんか? 大人なら電話に出ないでかけなおす位の余裕が欲しいですよね。

昔は見かけましたが今はセルフスタンドでお客さんが直接「ガソリン携行缶」への給油も禁止されているそうです。 つまり車でスタンドに入ったらその車の給油口にしか燃料を入れられないということですね。携行缶への給油はフルサービスのお店で店員さんにやってもらってください。

洗車や他のサービスについて。

これもモラルの問題ですが洗車が終わったら速やかに移動する。 そして拭き上げは混雑を見ながらほどほどで切り上げるのは、常識的なマナーだと思うのですがどうでしょうか?

しっかり拭き上げてワックスまでかけている人も見かけますが、正直「家でやれよ!」と思ってしまいます。 近くで待っている人がいるかもしれませんよ。

空気圧コーナーや整備のための待機場所など、使いたい人がいるかもしれないと思っていれば自分勝手な行動はしませんよね。 周りをよく見て自分だけの場所ではないことを忘れないで気持ちよく使いたいですよね。

まとめ

マナーや常識はひとそれぞれだと思います。 ですが、ガソリンスタンドは不特定多数が大勢やってくるコンビニのような場所です。 人の集まる場所ではうっかりによる事故も必ずおきます。 セルフ式ガソリンスタンドでも毎年数件の火災事故がおきています。 そして、それ以外の小さな間違いも多くおきているということです。身近で聞いたことがない、見たことがないからその怖さを理解しづらいと思いますが、一歩間違えれば死者も出てしまう大惨事につながることを忘れたくないですね。

今回、この記事を書こうと思ったきっかけの事件があります。

いつものように灯油コーナーでポリタンクに給油中、となりに中年の主婦らしき女性がやってきました。 「この人も灯油いれるんだろうな~」くらいでしたが、次の瞬間「コトン!(金属音)」と音がするので横をみたら、なんと家庭用ファンヒーターの燃料タンクのふたを開けて給油しようとしてるじゃないですか! あの付属の金属製タンクですよ。 驚きましたし自分がおかしいのかな?と一瞬考えてしまいましたが、目の前の警告表示にははっきり「容器への給油は禁止!」と書かれていました。

灯油は専用のポリタンクに給油して、家に帰ってからポンプで専用タンクに入れてくださいね。 言うまでもなくポリタンクはホームセンターやスタンドでも売っています。

その後、給油を終えてからスタンドを出るときに店員さんに報告はしておきましたが、どうなったのかは知りません。 二度と出会いたくないです。(笑)

それでは、また。