どうでもいいことが多すぎる! 「どうでもいい」を手放せばラクになる。こだわり・欲・執着は自分の動きを鈍らせる。

人生

こんにちは、矢印たかしです。

人間は年を重ねて大人になるほど「生きづらさ」を感じます。 子どもの頃は何も考えずに毎日が楽しく充実してましたよね。 では、なぜ大人になると素直にものごとが受け入れられなくなり、心から楽しめることが少なくなっていくのでしょうか? もう一度、子どもの頃のように気楽に思うように生きてみたいと思いませんか?

こだわりや執着が増えていく

ひとはそれぞれ大小の「こだわり・執着」を持っています。

ライフスタイルやファッション、食事などもそのひとつですよね。 

長い間生きてきたなかで「これが上手くいったから」や「ずっとこのやり方をしてきたから」という理由がやがてこだわりや執着になっていきます。 変えようとしても「やっぱりこっちがいいな」と感じたり、「絶対これが一番だよ」という思いが強化されて変化を望まなくなります。

でも、あなたは他人の「こだわり・執着」を見てどう感じますか?

すごいなぁ、羨ましいな~!と感じますか? 違いますよね、そうなんです。 人のこだわりなんて「どうでもいいこと」なんです。 

テレビで芸能人の豪邸訪問をする番組が昔からありますよね。 ガレージには高級外車がずらり、玄関の吹き抜けはお城のように広く、リビングには有名家具ブランドのソファーとテーブル。 素敵ですよね、その本人にとってはね。

もちろん軽い憧れはだれでも持っています。 問題なのは他人の幸せをみて「自分は何も持っていない。負けている」と思い込んでしまうというところです。

自分は自分、人は人という基本を忘れている人も少なくありませんよね。

他人軸ではなくブレない自分軸を持てる人になりたいですね。

ほとんどのことは「どうでもいいこと」

これまで蓄積してきた「~じゃなきゃいけない」や「~あるべきだ」というこだわりや執着を改めて見直してみると、ほとんどは「どうでもいいこと」だと気付けるかもしれません。

「どうでもいい」という考え方はけして投げやりな考え方ではありません。 どうでもいいことを見つけることで、本当に大切なものが見えてきます。 ゴミと一緒に埋もれてしまい忘れ去られそうになっていた宝物を「こころの断捨離」をすることで、もう一度再発見することです。

今まで自分が信じてやってきたことをスパッと断ち切るのは容易ではありません。

しかも他人から「そんなの必要ないこだわりだよ」と言われれば、余計に意地を張ってこだわりを強化してしまうかもしれません。

自分のこころと素直に向き合って、「それ、ほんとうに必要なことなの?」と自問自答する習慣をつけることで、必要のないものを捨てられるようになります。

「こだわり」と聞くと、意志がはっきりしてブレない精神を持ったかっこいいイメージがあるかもしれません。 ですが、それは他人からみたら「どーでもいい!」ことだということを知ってください。

足るを知る 持っているもので戦う

昔、流行った歌で「あれも欲しい、これも欲しい、もっと欲しい、もっともっと欲しい」という歌詞の歌がありました。

頑張って何かを手に入れる、欲を原動力にがんばる意欲を出すことは、人にとって必要なことでもあります。 ですが、そもそも「欲しい」という感情は、自分が持っていないものに対しておこるものですよね。

では、あなたは本当にそれを持っていないのでしょうか?

気が付いていないだけで、あなたは十分に戦えるだけの武器をもう持っているはずです。 でも「隣の芝は青い」と思ってしまい、「もっと!もっと!」と永遠に終わらない欲の追求にはまってしまうのです。

「あきらめる」と聞くとおそらくネガティブなイメージを持つかもしれません。 でも、何かを諦めることで視野がひろがり次のステップに進めることもあります。 こだわってばかりではなく、諦めることを武器とすれば今以上に柔軟性のある人生を送れると思いませんか?

ずーっと別れた異性のことに執着する人もいます。 別れてはヨリを戻し、そして結局また別れる。 第三者的な目線でみてどう感じますか? 必要な執着でしょうか。

あなた自身が持っているもの(長所・短所)を再確認してみましょう。 短所と思っていることも実は武器なんです。 あなたが短所と思っているだけで、裏を返すとあなたの魅力を作っている一部なんです。

人見知りなのは「他人をよく観察しているから」ですし、気が小さいのは「慎重に考えれる、リスクも見据えている」ことです。 優柔不断なのは「ものごとを決めつけず、広く意見を聞く能力がある」からですよね。

足るを知る。 これって最強だと思いませんか?

まとめ

部屋の中を断捨離したことがある人はわかると思いますが、終わってみると「思ったより要らないものに囲まれていたな」と驚きませんでしたか?

不要なものを捨てるからこそ「必要なもの」がはっきりと見えるし大切にするこころも生まれます。 モノと思考は少なくてシンプルなほど迷いがなく使えます。

モノに囲まれた物欲中心の時代は終わりを告げています。

とあるコマーシャルではありませんが「モノより思い出」の時代が始まっています。

不要なモノ、不要なこだわり、意味のない執着を手放しませんか?

手放すことで手に入るものをイメージしてみてください。

その時「あ~、手放してよかった!」と思えますよ。