こんにちは、矢印タカシです。
「やる気が行動に結びつかない!」なんて悩みは誰でも経験ありますよね。足に根が生える、腰が重いなどそれらを例えた言葉もたくさんあります。 体が鉛のように重くて考えれば考えるほど動けない、結局いつもどおり。 では、どうすれば考えるより先に体が動くようになるのでしょうか? そのヒントは「5秒ルール」にあるかもしれません。 今回は5秒ルール(5秒の法則」についてのお話です。
5秒ルールとは?

5秒ルールとは「何か行動をしよう」と思ったら、5・・4・・3・・2・・1・・とカウントダウンして0になる前に行動する。 たったこれだけです。
なんだそれ? という感じですよね。
でも、これを習慣化すると自分でも驚くほど「行動に移すのが苦にならない」ひとになれますよ。
考案者はメル・ロビンスさん
弁護士やテレビのコメンテーターなどのキャリアを持つメル・ロビンスさんですが、彼女が41歳のとき旦那さんが仕事で行き詰まり、家庭は大変なことになりました。
朝起きるのも億劫になり自堕落な生活が数か月にも及んだそうです。 やる気もなく何の行動もせずモヤモヤしていたある日、たまたまテレビで見たロケットの発射映像をみて「これだ!」とひらめいたそうです。
それは「5、4、3、2、1、」とカウントダウンして0になる前に「行動するクセ」をつけたことでした。
そして本人も驚くほど「行動できるようになった」ことに興味が沸き、脳と行動について研究を始め「5秒の法則(5Second Rule)」という本を出版し、現在は講演会などで引っ張りだこの毎日を送っています。
なぜ「5秒」なのか?
5秒というのは脳が「いいわけ」を考えるまでの時間だと言われます。
つまり「そうだ!行動しよう!」と思い立ってから5秒経ってしまうと「でも、やっぱり面倒だな、今度にしようかな」とせっかくの意気込みが簡単にしぼんでしまうんです。 そんな経験ありますよね、サッサとやっておけばよかったものを時間をかけて考えすぎたために延々と後悔していること。
なので思い立ったら5秒以内に「動いてしまう」ことでサクサク動ける自分になれるということなんです。
やる気(がんばり)は必要ない

メル・ロビンスさんはこうも言っています。
「やる気はゴミだ」
え? やる気とか頑張ることって大事でしょ? とも思いますよね。
メルさんいわく「やる気があるから行動につながるのではなく、行動するからやる気がついてくる」ということなんだそうです。 逆なんですね。
私も以前あるひとに言われたことがあります。「頑張らなくていいからとりあえず動くことだね。」と。やる気を感じて自己満足しているひまがあったら行動する。 これが確実です。
「5秒以内に行動する」ことが習慣化されると、辛く感じるのは5秒で済みます。
ものごとは「最初の一歩」が非常にエネルギーをつかいますが、いったん動き出してしまえばそれほどエネルギーを使いませんよね。 その最初の5秒を乗り越えるクセをつけることが大切なんです。
5秒たって「でも、やっぱりなあ。 どうしよっかな~」と何分、いや何時間、何年も迷い続けて動けないこととかありませんか?
ひとは「現状維持」が大好きな生き物です。 よくなるかも知れないのに多少の苦痛がある現状のほうが「よくわからないものより安心」できるから選んでしまうんです。
それを壊すためには「いいわけを考える前」に直感が「これいいよ!」と言ったことを信じて行動するクセをつけるのが「5秒ルール」だと思ってください。
いいですか? 潜在意識は「今までと一緒でいいよ、辛いけど」を選ぶんです。
今までと同じ変化のない生活、上のレベルにあこがれるけど「結局、現状維持を選ぶ」ようになっているんです。 だって、何年も変わってないでしょ?
やる気やモチベーションよりも「サクッと行動」が大事なことを理解できたでしょうか。
最初は「できることから」始める

もしも出来るかな?と不安に感じるなら、「行動を分割する」方法もあります。
朝、起きるのがつらい。 5秒でとびおきる自信もない。 のであれば、「5,4,3,2,1、、」で布団をめくる。 次の「5,4,3,2,1、、」で体を起こす。 そして「5,4,3,2,1、」で布団から出る。 という具合です。
自分でやれそうなレベルまで下げて、確実に行動にうつすことで「小さな成功体験」を脳に覚えさせます。 そうすれば、いずれ大きな行動も自然に出来るようになってきます。
まとめ
いかがでしたか?
実はこの5秒ルール、育児で使ったことが何回かありますが、子どもは素直なのでカウントダウンが始まると怒りながらも行動に移してくれます。
「ない、おもちゃ片づけてねぇ~! はい、5、4、3、2、、」と言うと、「もう少し遊びたかったのにっ!」と、プリプリしながらおもちゃを片付けはじめます。
大人である自分のほうがよほど言い訳上手で行動に移せないなぁと思ったりします。 子どもの素直さを見習いながら自分の行動につなげていきたいものですね。
「思い立ったら即行動」 「鉄は熱いうちに打て」 など、すぐに行動に移すことの大切さをいっている言葉はたくさんあります。
自分の敵はやはり自分自身です。 どれだけ怠け上手で言い訳がうまく、調子のよさだけは天下一品なことは自分が一番知っていますよね。
勉強でも仕事でも趣味でも「何かで成功したい」と思うなら、自分自身をよく知って変化させていくことが一番大事なことですよね。 人生の永遠のテーマだと思います。
ぜひ「5秒ルール」で行動することで小さな成功体験を重ねていってください。 習慣化させれば強い武器になること間違いなしです。 動けないやる気よりもサラッと行動! この大切さを忘れないようにしていきましょう。
それでは、また。