腹横筋 別名「コルセット筋」を鍛えれば、ポッコリお腹も腰痛も改善します。ついでに体幹も鍛えましょう。

健康

こんにちは、矢印タカシです。

年を重ねると出てくる「ポッコリお腹」、からだの代謝が落ちて内臓脂肪がつくのが主な原因ですが、ほかにも内臓を支える筋肉の衰えが原因ともいわれています。 筋肉は体を支えるたいせつなパーツです。 今回は内臓をささえる大切な筋肉「腹横筋(コルセット筋)」についてのお話です。

腹横筋(コルセット筋)とは?

腹横筋(ふくおうきん)は4つある腹筋の中でも一番深いところにあり、インナーマッスルと呼ばれる部分のことです。

文字通りお腹周りをコルセットのように覆い、横方向に伸び縮みします。 2番目に深い内腹斜筋(ないふくしゃきん)とともに、腹圧を高める役割をしています。

腹圧とはヨガやピラティスなどで聞く機会がありますが、腹腔と言われる内臓が収まっている空間内の圧力のことです。 腹圧を高めることで体の中心を安定させることができ、特にスポーツや運動を行うひとは中心の無駄なブレをふせぐことで、パフォーマンスアップや疲労軽減につながります。

腹横筋を鍛えるメリットはポッコリお腹や腰痛の改善だけではなく、体幹が安定することで姿勢がよくなり体全体のパフォーマンスがあがります。 鍛えて損のない大事な部分と言えるでしょう。

また、ウエストを引き締めてくびれを作るのにも「腹横筋と内腹斜筋」を鍛えることが大切です。 インナーマッスルはプロポーションにも大きく関わっているんですね。

腹横筋を引きしめるトレーニング方法

「腹横筋を鍛える!」と聞くとなんだか難しそうなイメージですが、「体幹を強くする!」と言い換えればなんとなく出来そうな感じがしませんか?

体幹とは胴体部分、特にお腹周りを中心とした「体の軸」のことで、腹筋運動などで鍛える外側の筋肉と違い、内臓のそばにあって鍛えづらいインナーマッスルのことを指します。

では、具体的にどのように鍛えればよいのでしょうか? 代表的なふたつの方法を紹介します。

プランク(腕立て伏せのポーズ)

某サッカー選手が体幹トレーニングとして紹介したことがあるので一度は目にしたことがある方法だと思います。

まず、腕立て伏せの姿勢になります。 そこから腕を曲げて「ひじ」で体を支えます。 つま先とひじから先の腕だけで体全体を支えますが、とくにお腹まわりに負荷がかかるので最初は30秒も持ちません。 

プランクは同じ姿勢を1分ほどキープするだけなので誰でも簡単にできます。

ドローイン(お腹を凹ませて呼吸をする)

このトレーニングはプランクと違い「いつでもどこでも」できるのが特徴です。

ドローインはお腹を意識的に凹ませた状態で呼吸をするエクササイズで、簡単に言えば普段の生活のなかでお腹を凹ませて短時間キープするだけです。 コツは「呼吸を止めないこと」です。 

筋トレはちょっと、という女性でも簡単にできるエクササイズなので習慣化すれば効果も大きいでしょう。

まとめ

ポッコリお腹の改善はもちろん「正しい食生活と適度な運動」が大原則です。 でも腹圧不足で内臓が下がっていたかもと思うと、少しは気が楽になったのでは? 

筋肉はなにもスポーツマンだけが鍛えるものではありません。 筋肉が衰えると私たちの日常生活にも影響があります。 やせない・運動できない・ケガをしやすい・姿勢が悪い・腰痛がある・体調がわるい、などは筋肉の衰えが原因かもしれません。

今回紹介した「プランク・ドローイン」は誰でも簡単にその姿勢をとるだけなので、筋トレ感はほとんどありませんよね。 「くびれボディのためのエクササイズ」と言い換えたら聞こえがいいかもしれません。 

いずれにせよ「継続は力なり!」です。 

年齢やからだの代謝をいいわけにせず、いつまでも美しい自分をキープしたいですね。

それでは、また。