本当は怖いプラシーボ効果 思い込みが激しいと人生にマイナスの効果を与えてしまう

人生

こんにちは、矢印タカシです。

どこかで一度は聞いたことがある「プラシーボ(プラセボ)効果」、本来は信じ込む力を利用して、本当に効果をだしてしまう現象のことをいいますが、これって一歩間違えるととても怖い話だと思いませんか? ストーカーも一種の「思い込み」からきていますし、あなたの周りにもお見込みが激しい人っているのでは? 今回はプラシーボ効果についてのお話です。

プラシーボ(プラセボ)効果とは?

プラシーボ(プラセボ)効果とは、本来なら薬としての効果がない偽物の薬を投与したのに、本物だと思い込む心理から病気が回復したり、症状が緩和される現象のことです。

医療用語として使われますが、今では日常的に使われる心理作用です。 別名「偽薬効果」とも呼ばれます。 

病は気からと言いますが、気持ちの持ちようで体調に変化がでることも関係しているのかもしれませんね。

プラシーボ効果はポジティブな方向に働きますが、逆に副作用があるかもしれないと思い込むことでマイナスに影響がでることを、「ノーシーボ効果」と言います。 ノーシーボとはラテン語で「害する」から来ています。

例えば被験者に痛み止め(アスピリン)を服用してもらうとき、「ひょっとすると副作用が出るかもしれません」と告げた場合、副作用について触れなかった場合との比較で、胃腸の調子が悪くなったと訴えた人が6倍に増えたという研究結果もあります。

日常におけるプラシーボ効果の怖さ

この場合「ノーセーボ効果」と言ったほうが正しいのですが、思い込みから死に至るケースもあります。

ベッドに寝かせた死刑囚に目隠しをし、自分の血だと信じ込ませたうえで桶に少しづつ水をたらし、自分からぽたぽたと流れ出る血の音だと思い込ませたところ、本当に死亡してしまったという実験結果があります。

つまりネガティブな思考というのは、考え方よりも健康面でもマイナスな影響が出るという事です。 

プラシーボ(ノーシーボ)効果は医学的な実験としては面白いですが、この思い込み効果は私たちの日常生活でも、つねに発揮されているということを知ってください。 どうせ思い込むならポジティブな方が人生に与える効果は大きいはずです。

思い込みをプラスに変える

スポーツ選手などは試合前にイメージトレーニングで「勝つと思い込む」ことをしますよね。 セルフイメージを高めることであたかも勝っているイメージをすることで、実際のパフォーマンスにも影響を及ぼしているということです。

ポジティブ思考と聞くと慣れないせいか身構えてしまいますが、胸を張って堂々としている自分をイメージするだけでも違ってきます。 鏡を前にして「よし!今日の自分はイケてる!」と話しかけるのもいいでしょうし、気持ちを前に向かせるだけで気持ちが変わってきます。

「思考は現実化する」という本がベストセラーになりましたが、まさに「思ったことは現実になってしまう」ということでしょうか。 今の自分は過去の自分が「思い描いた通り」の自分なのかもしれません。 

「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」

それでは、また。