セルフトーク インナートーク(独り言)を使って効果的に自己実現を可能にする方法。

人生

こんにちは、矢印タカシです。

独り言って聞くと少しネガティブな印象がありませんか? ひとりでブツブツ言っているのを見かけたら「この人だいじょうぶかなぁ?」と疑ってしまいます。 もちろん精神的な病状からひとりごとを言うパターンもありますが、今回お話するのは「自分に語り掛ける独り言」です。 こんな簡単な方法でも継続すれば大きな結果につながるかもしれませんよ? 

セルフトークとは?

セルフトークとは自分に対して心の中(もしくは声に出して)で語り掛けることです。

私たちは無意識のうちに毎日4万回にもおよぶセルフトークをしているといわれ、ほとんど常に頭の中で自問自答を繰り返しているということになります。

なぜセルフトークに注目が集まっているかというと、ビジネスやスポーツ・勉強などのパフォーマンスに直接影響をおよぼすのと、日常的な行動はもちろん人格の形成に至るまで大きな影響を与えていることが分かってきたためです。

昔から「言霊(ことだま)」と言って言葉の与える影響力は注目されていましたが、その言葉を自分でうまく扱うことで健康状態や運動・身体的なコンディションまで高めることが可能ですよね。

セルフトークの効果

自分に対する語り掛けによって「目標達成」や「人格形成」にまで力を発揮するセルフトークは、人生で成長していくために必要なツールということを理解できたでしょうか。

セルフトークによって得られる効果として「自分に対する自信がつく」点があげられます。 日常生活では他人から褒められることはほとんどありませんよね。 それがセルフトークでは「常に自分を褒める」ことが可能だからです。 

誰よりも自分のことを信頼してくれて、いつも励ましてくれて決してあきらめない存在は自分しかいません。 最初は疑心暗鬼でもセルフトークを習慣化していくうちに、だんだんと自分に対する自信もつきますし、それに伴って自分が好きになっていきます。 

「今日はどんな気分?」「調子よさそうだね、こっちも出来そうじゃない?」「やった! やれば出来るじゃん自分!」「疲れたら休めばいいさ」など、自分に対して語り掛けてみてください。 心の中でそっとつぶやくだけです。(この方法をインナートークと呼びます)

このセルフトークによって得られる自分への自信を「自己肯定感・自己効力感」と呼び、コーチングなどでもっとも重要視される概念です。

セルフトークのやり方

まず始めにすることは「セルフトークを意識する(自覚する)こと」です。

さきほど言った一日に4万回というのは、あくまで無意識のうちに行われるもので、内容についてコントロールできないばかりか自然にネガティブな言葉で心身に悪影響を与えていることもあります。

そもそも人間は生きて種を残すために「基本的にネガティブ思考が当たり前」なんです。死なないためにDNAにすでにネガティブな生き方が刻まれていることを理解してください。 つまり「自分はネガティブ思考だから」と落ち込む理由は無いということです。 だれでも意識しないと「ネガティブ思考」なものなんです。

そして「意識的にポジティブな言葉を使う」ことがとても大切です。

自分を鼓舞するために「なにやってるんだ!」とか「情けないなあ!」などの言葉はさけて、あくまで褒めて伸ばすやり方を考えてみてください。

とくに私のような40代以降のかたはいわゆる「根性論」で育った世代です。 トミーとマツ(古い?)のように「この男女ぁ!」とバカにされて奮起しるのは昔の話です。 今ではそんなやり方は悪影響しかありません。 褒めて伸ばすほうがより効果的ですし長続きします。

褒めて伸ばすことと甘やかすこと別物です。 その違いをはっきりと理解しておかないと「思いっきり褒める」ことが出来なくなります。

ポジティブな言葉掛けが難しく感じるなら、自分の好きなことに置き換えて練習してみましょう。 例えばサッカー中継を見ていて推しのチームが劣勢だったとしたら? 「まだいける!あきらめるな!」 「時間はたっぷりある! ここは冷静になれ!」など心から応援の言葉が自然にでてきますよね。 それを自分に対してやってみるのがセルフトークなんです。 

時には友達のように、時には世界一の応援団として、自問自答しながらやってみてください。

口に出すやり方(独り言)

これまでは「心の中の会話」であるインナートークについて話してきましたが、もう一つ違う効果を狙う方法があります。 それが「独り言」です。

日常で独り言を言うことはほとんどないと思います。 もし他人に見られたら恥ずかしいですし、つぶやく程度ならまだしも漫才のような掛け合いをひとりでするのも気持ち悪いですよね。

最近はユーチューブ動画などで他人の「一人しゃべり」を見る機会も多いと思います。 あれ、実はけっこう難しいのを知っていますか? 試しにやってみてください。 「あぁっと、え~、なのでぇ」とスムーズに喋れる人は少ないと思います。

あの流暢な一人しゃべりが出来るのは、頭の中で話を組み立てて整理できているからなんですね。 つまり独り言をすることでごちゃごちゃしている頭の中を整理する効果があるんです。 慣れてくると整理しながらアウトプットすることが出来るので、はたから見ると「台本でも読んでるの?」というくらいスムーズに喋ることができているのです。

本当にこの方法はおすすめで、ぜひ車の中や人に見られない場所でやってみてください。 最初は歯がゆいですが次第に頭で思うことが口からスムーズに出始めます。 そうなれば一人でラジオ番組をやっているかのように「もう一人の自分」と会話することができます。 ここでもポジティブ&応援する内容が基本ですよ。

「今日も一日がんばったね。」「最近、仕事が早くなったんじゃない?」「ご褒美にラーメンでも食べに行くか!」など、いつでも誰より自分を理解してくれて励ましてくれる存在は大きいです。 逆に言えばあなた以上に自分を信頼して大事に思う存在は居ないということです。

まとめ

人生の失敗も成功もすべては「自分次第」です。 たとえ親切な誰かが手取り足取り、成功への道順を教えてくれたとしても、最後に動くのは自分しかいません。

セルフトークはけして難しいことではありません。 難しいのはそれを「習慣化」させることです。 何事も継続させなければ結果はでません。

口下手なひとでも自分に対して「こころのつぶやき」をすることは出来るでしょう。 困ったときにもこたえてくれるし、不安な場面でも応援してくれる、何かに成功すれば一緒に喜んでくれる。 そんな存在をセルフトークという方法で実現してみませんか?

やってみると分かりますが、これ楽しいです。(笑)

人は基本、ネガティブ思考。 それを変えられるのはあなただけですよ!

それでは、また。