ハロー効果 気づかないうちに影響を受けてしまう心理的効果 そのいい面と悪い面  

人生

こんにちは、矢印タカシです。

あなたの身近な知人がじつは「有名人のいとこ」だと知ったらどうしますか? 次に会うときから態度が変わってしまいそう? フランクに接していたことを後悔しますか? 「有名人のいとこ」という情報が加わったことで、あなたの心理は「すごい人だ!」など今までにない方向へ引っ張られますよね。 それこそが今回のテーマ「ハロー効果」なんです。 日常生活からコマーシャルまで幅広く使われているハロー効果について、今回はお話をしていきますね。

ハロー効果とは?

ハロー効果のハローとは「後光」のことで、対象物に対して後光を感じることでその印象までも歪めてしまう心理現象のことです。

普段、何かを買ったりサービスを受けたりするとき、商品内容はもちろん価格・タイミングなどあらゆる要素を考慮しますが、多くの方が気付かないうちに影響を受けているものに「ハロー効果」があります。

コマーシャルで芸能人が「私も長年の愛用者です。」と言ったり、選挙の演説に有名人が応援として「わたしも応援しています!」というのもハロー効果のひとつです。

ただし良い面もあれば悪い面もあるのが特徴で、使い方(受け取り方)を間違えないように注意したいですね。

ハロー効果のいい面・悪い面

ビジネスではハロー効果をよく使いますが、ネット全盛の今は口コミでもハロー効果の影響が大きく出ています。

レストランを探すときあなたは口コミを参考にしますか? だとすると何を基準にしていますか? 多くの人は「口コミの数」と「高評価の割合」ですよね。

評価が高くレビュー数も多ければ「これだけ高評価でレビューも多いんだから、おいしいお店に違いない!」と感じるわけです。 実際の質よりもイメージに引っ張られた結果ですよね。

また芸能人夫婦で旦那さんが何かの犯罪を犯してしまったとします。 すると無関係な妻のほうまで「犯罪者の妻」というイメージを勝手に作ってしまうんですね。 これがハロー効果の怖いところでもあります。

上手に使えばビジネスでも役立ちますが、やりすぎればマイナス効果にもなります。 また日常生活においても私たちはハロー効果に引っ張られすぎないよう、情報を鵜呑みにせず少し考えてみる余裕が必要ですよね。

まとめ

コマーシャルでは当たり前に使われているハロー効果ですが、普段の生活ではうっかりすると「色メガネ」で見てしまう事にもなりかねませんよね。

職場でも「大卒なんだから出来るでしょ?」とか「スポーツしてたんだから体力あるでしょ」とイメージで決めつけないことが大切かもしれません。

また不必要に委縮するのもよくないですよね。 相手の肩書によって態度が変わってしまったり、変に劣等感や優越感を持つのもよくないことです。

心理学として「威厳に引っ張られるのがハロー効果」と知っておけば、あらゆる場面で無駄に影響を受けずフラットな立場で物事を判断できるようになるかもしれません。

そのように常に平等に判断できる人間になりたいですね。

それでは、また。