テレビを見ない効果 テレビを見る生活は当たり前ではない。 見なくなると気づくメリットがいっぱいあります

人生

こんにちは、矢印タカシです。

私はいわゆる「テレビっ子」として育った世代です。 家に帰ればまずテレビの電源を入れ、見ていなくても寝るまではつけっぱなしが当たり前でした。 時は流れて子を持つ親になったとき、「果たして子育てにテレビはどんな影響があるのだろうか?」と疑問を持つように。 結果、これまでのテレビっ子生活をやめて自分と家族の時間を大切に過ごす生活にチェンジしました。 今回はそんなお話です。

テレビのすべてが悪いわけではない

テレビをやめたと聞くと極端なイメージがありますが、正確には「極力見ないようにして番組を選んでいる」が正しいです。

子育てのためにはNHKのEテレは外せませんし、ディスカバリーチャンネルなどのドキュメンタリーは好きなので選んだものを見ています。

では、具体的にどのようなことをしたのか? それは「バラエティーとニュース」を見なくなったことです。 この二つをやめることのメリットは大きく、その後の生活にいい変化をたくさんもたらしてくれました。

なぜバラエティーとニュースを見なくなったのか

バラエティー番組は面白いですし楽しいですよね。 でも、それは自分の人生の外での出来事です。 会ったこともないタレントさんや芸人さんが、楽しそうに「作られた演出」のなかでワイワイやっています。 でも、それは彼らの仕事だからです。 彼らにとっての仕事とは私たち視聴者を楽しませることではありません。 スポンサーに使ってもらうことが一番の仕事ですから、そのためならオーバーなリアクションや多少のウソ・やらせはあって当然ですよね。 そこに気がついてください。

例えるなら外食に似ています。 濃い味付けはお客に喜ばれますが、栄養バランスはあまり考えません。 お客の健康よりも「売れること」が第一だからです。 そのために外国産の素材でコストをさげたり、添加物で見た目や味を調えることは当たり前ですよね。 コンビニのおにぎりは製造過程を見たら食べられないなどとよく聞きますが、外食も同じようなものだと思います。 実際に昔ファミレスでのバイト経験がありますが、今でもファミレスにはほとんど行きません。

ニュースに関しても昔は「社会人として見て当然だ」と思い込んでいました。 見ないと世間から常識が無いと思われるのではという強迫観念からでしょうか。 新聞にも同じような「思い込み」がありますよね。

まず、ニュースで報じられることは基本的に自分の人生には一切関わりがないことです。 〇〇駅で人身事故がありました、△△でオレオレ詐欺のグループが逮捕されました。 政府は〇〇の件に対して記者会見をおこないました。 どれも事実ですが、あなたの人生に影響はありますか? あるのなら「気分が悪くてネガティブになる」影響だけです。 そうなんです、ニュースを見てもポジティブな気持ちにはならないんですよ。 

ただし一般常識として困らないようにヤフーニュースの「見出しだけ」は毎日流し読みしています。 慣れればどのニュースにも関心がなくなりますし、その時間を自分のために使うことがいかに大切かを最近はひしひしと感じています。 本当に気がついてよかったと思いますよ。

チャンネル・番組を選ぶということ

年収が高い人ほどテレビを見ないということは分かりますよね。

忙しいの理由のひとつですが、それよりもテレビを見るメリットを感じていないことと、自分の時間を大切にすることに重点を置いているからではないでしょうか。

なので自分のためになるチャンネル・番組は積極的に見るべきだと思います。 思考停止状態でぼーっと無意識に画面を眺めるのはもはや危険ですらあります。 自分の大切な人生をテレビに吸い取られているよなものですよね。

本やネットなどのテキストでは得られない情報が映像では得られます。 そこまで無くすことは不可能ですし意味がありません。 「選択と集中」で見る時間を減らすこと、有害なものは見ないと決めることが大切なことです。

テレビは視聴者のものではなく、お金を払うスポンサーとテレビ局とで行われるビジネスです。 視聴者はタダで情報を得ているのではなく、その代償を知らない間に払っていることに気がついてください。 それが理解できればテレビを見る理由は減っていきます。

良くも悪くも「テレビ離れ」は進んでいます。 いつかは民放局の倒産ということも現実に起こるのかもしれません。 でも時代の流れなので仕方がありません。

若い人ほど自分の時間を大切にしているような感じがありますよね。 会社での無駄なコミュニケーションをやめ、見栄を張ることもやめて情報もテレビの垂れ流しから得るのではなく、自分からユーチューブやネット番組で選んで視聴する時代になっています。

テレビよりも大切なあなたの人生

今の時代、確かなものはどんどん無くなっていっています。 何を信じればいいのか? 誰を信用すればいいのか? 今まではテレビなどが答えを教えてくれてました。

疑いもせずにね。

大学を出ても一流企業に勤めても、確実に安泰とは言えなくなっています。 日本はこのままで大丈夫なのか?と思うこともあります。 子どもたちの未来を考えると、のんびりとテレビを見て笑っている場合ではないと思いませんか? 

受け身の時代は終わっています。 これからは自分から積極的に情報を得て、自分の頭で考えないと騙されても誰も助けてくれなくなります。 騙されるってまたオーバーなと感じるかもしれませんが、そもそもビジネスは騙し合いです。 テレビが巨大なビジネスである以上、視聴者はうまく騙されているということです。 無意識に「何かを思い込む」ようになり、自分で考える力を奪われていきます。

気がつかないうちに老人のような思考回路になってしまいますよ。 無意識に笑いながら時間を搾取され続ける人生になってしまいます。

そう思いませんか?

そんな理由から私はテレビを見なくなりましたし、子どもにも教育番組やドキュメンタリ以外はなるべく見せないようにしています。 それと同時に自分のための時間を有効に使うことが、こんなにも楽しいことに幸せすら感じています。

画面の中のタレントさんと、あなたの一度きりの人生。

どちらが大切ですか? どちらに興味がありますか?

それでは、また。