こんにちは、矢印タカシです。
セレンディピティという言葉を聞いたことはあるでしょうか? ある行動をしていたら偶然違う結果に出会い、それがとても幸せにつながる。というものです。 予期せぬ出会いを必然的に起こすことが出来るかもしれないこの言葉、今回は詳しくお話していきますね。
セレンディピティとは?

ある行動の途中で偶然にステキな出来事に出会うこと、予期せぬ発見をしたり別の価値のあるものに出会うことです。
狙っていたわけではないのに、偶然をきっかけに幸運をつかむことですね。
この言葉の起源は古く、1754年にイギリスの政治家であり小説家のホレス・ウォルポール氏が作り出した造語で、彼が幼少期に読んだ「セレンディップの3人の王子」という童話のタイトルから来ています。
ちなみにセレンディップとはセイロン島、つまり現在のスリランカのことです。
セレンディピティの具体的な例として「レントゲン(X線)の発見」があります。
物理学者であるレントゲン氏が陰極線の実験中、発生装置にうっかり紙のカバーをつけたまま実験をしていました。 普通であれば実験失敗という結果になりそうですが、偶然にもそばにあった蛍光物質の塗ってある紙が発光していることに気が付きました。
なんらかの物質が紙のカバーを通り抜けて蛍光物質を光らせていることに気が付いたレントゲン氏は、「何かわからない線」ということで「X線」と名付け今日に至っています。
うっかり失敗するところを「何かに気づき」それを追ったことで歴史的な発見につながったわけですね。 これに気づかずれに「失敗した!」とだけ捉えていたら、今の医療は変わっていたかもしれません。
その他にも「マジックテープ、ポストイット、電子レンジ、ペニシリン、ダイナマイト」なども偶然の発見によって、私たちの生活は劇的に便利になりました。
セレンディピティを体験するには?

いわゆる「ラッキーに気づく」ことが大切で、棚からボタ餅のように待っているだけでは得られません。
まわりを見渡してみてください。 運をつかむ人には共通点がありませんか?
前向きで積極的な考え方であったり、行動力を惜しまず失敗を恐れない体質。 否定せず受け入れてみるクセがあり、常にアンテナを高く上げているひと。 そんなイメージでしょうか。
つまり自分から「運を引き寄せる」ことが肝心で、それらを習慣化できればセレンディピティに出会う可能性も高くなります。 他力本願で家宝を寝て待っていてもラッキーな出会いは無いということです。
人として真摯な態度を忘れずに「探求心」を持ち、「洞察力」にすぐれていて何からでも学ぼうとする意欲があって、その結果を周りの人々のためにも役立てる。 そんな人間になりたいですし、セレンディピティはそんな方の味方をするんだろうなと感じますよね。
まとめ
・好奇心を持つこと
・探求心を忘れないこと
・観察力を磨くこと
・広い視野で見ること
・些細なことからも学ぶこと
・謙虚で用意周到であること
・前向きで遊び心を忘れないこと
・すべての物事につながりを感じること
・直感やひらめきを大切にすること
・仲間を大事にし損得勘定で行動しないこと
いかがでしたか?
当たり前のようなことですが、いざ自分が出来ているかと考えてみてください。 これらをクリアすることは簡単ではありませんが、疲れた日常から脱却して自分らしい人生を歩むためには、どれも欠かせないと思いませんか?
セレンディピティ。 自分を磨きアンテナを常に張っていることで、運は向こうからやってくるのかもしれません。
「よし!風向きが変わった!」と体感できるように日々の行動を変えていきましょう!
いつの日か「これがセレンディピティか。」と感じる日まで。
それでは、また。