ワセリンの効果と使い方 保湿・擦り傷・日焼けから美容まで使える万能保湿剤です。

健康

こんにちは、矢印タカシです。

肌荒れ・乾燥・あかぎれ・擦り傷などお肌のトラブルにはワセリンが便利ですよね。 ドラッグストアで安く手に入りますし、使い方もクスリと違って神経質になる必要はありません。 そんなワセリンですが一体どんな効果と使い方があるのでしょうか? ネットの普及とともに新しい使い方も出てきているみたいですよ! 今回は「ワセリンの効果と使い道」について詳しくお話していきますね。

ワセリンとは

ワセリンは石油を精製して作られるクリーム状の油のことで、皮膚に塗ることでパラフィンの幕をはり、角質層の水分蒸発を防ぐ働きをします。

ちなみにワセリンとパラフィンは同じ「鉱物油」で、石油からプラスチックやその他の工業製品を作った後に出る廃油のことです。 それをさらに精製して不純物を取り除いたものが今回の主役のワセリンです。 別名ミネラルオイルとも呼びます。(ミネラル=鉱物)

パラフィンはろうそくの原料にもなる固めの物質で、ワセリンはそこにミネラルオイルが混ざったものです。 ワセリンのほうがパラフィンよりも柔らかく扱いやすくなっています。

ワセリンの代表的な使い方は「肌に直接塗る」ことで保湿剤の代わりに使用しますが、刺激から皮膚を守る働きがあることから「軟膏剤」「化粧クリーム」のベースとしても使われます。

大きく分けて黄色ワセリン→白色ワセリン→プロペト→サンホワイトの4種類があり、後者ほど不純物が少なくなりますが値段も高くなります。

一般的に保湿目的で売られているものは「白色ワセリン」が多いです。

また、病院で処方されるものと市販のワセリンに違いはありません。 防腐剤やステロイドなどを含んでいない天然成分なので、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使うことができます。(脂漏性皮膚炎やニキビの方は毛穴を塞いでしまうのでワセリンは使えません。)

ワセリンの主な使い方

保湿・肌にバリアを作る

ワセリンそのものに保湿する成分は入っていませんが、肌に膜をつくることで水分蒸発を防ぐことが出来ます。 より保湿効果を高めたいなら、保湿クリームや乳液・化粧水をたっぷりと塗り込んでからワセリンを塗るといいでしょう。

リップクリームとして

そのまま塗ってもいいですし、黒砂糖とワセリンを1:1の割合で混ぜたものを容器に作っておき、指でくちびるに塗ってマッサージすると「くちびるの角質ケア」になります。

ヘアカラーを自分でするときの保護に

自分でヘアカラーをするとどうしても皮膚に薬剤が付いてしまい肌が黒く変色してしまった経験はありませんか? あらかじめ顔まわりや耳・襟足などにワセリンを塗ってバリアをしておけば、はみ出しを気にすることなくできて安心です。

爪のお手入れに

爪全体に塗り込めばまわりの乾燥も防ぎ、爪にも透明感がでます。 ささくれ・さかむけの痛み止めとしても使えますし、ヘアカラーと同じようにマニキュアのはみ出し対策として塗っておくと便利ですね。

練香水として

ワセリンに香水をまぜて肌に塗れば、練香水としてより長い時間香りを楽しむことができます。 保湿効果と相まって一石二鳥な使い方です。

靴擦れ対策に

擦り傷に使えるということは、痛い靴擦れにもその保護効果を発揮してくれます。 靴擦れしやすい場所にワセリンをたっぷりと塗り込むだけなので、玄関にひとつ置いておくのも便利かもしれません。

花粉症の対策に

鼻の下や穴の入り口付近にワセリンを塗ってくと、花粉が吸着されるので症状が緩和されるというものです。 昔から聞く方法なのでそれなりの効果は期待できそうです。

日焼けしたあとの保湿

日焼けは肌の炎症です。 早めに化粧水をたっぷり塗り込んでワセリンで保護してください。 ほったらかしは皮膚によくないですし、保湿して膜をはることでヒリヒリとした痛みも緩和されます。

まとめ

ワセリンのいいところは「とにかく安全」だということです。

万が一食べてしまっても天然成分なので問題ありませんし、長期間の保存にも向いています。ベタベタするのが難点ですが、寒い季節のスキンケアやあかぎれなどの痛み止めとしても重宝します。

ささまざまな使い方ができる万能保湿剤、それがワセリンです。 ネットの普及とともに新しい使い方も考えられていたりします。 自分だけの使い方を探してみるのも楽しいのではないでしょうか?

それでは、また。