こんにちは、矢印タカシです。
よし!やるぞ!と意気込んだのはいいけれど、時間が経つにつれ「やっぱり、やめておこうかなぁ」とトーンダウンした経験はありませんか? 三日坊主にも似ていますが、この「ま、いっか!」と諦めてしまう人の心理を知りたくはないですか? それは生きるために必要な、ホメオスタシスという機能が働いているからなんです。 時には邪魔をするけど味方につけたら怖いものなし!の、この機能について、今回は詳しく知っていきましょう!
ホメオスタシスとは

ホメオスタシスは元々、医学で使われる用語で「恒常性の維持機能」のことです。
環境の変化から命を守るために、体の状態を一定に保とうとする生体的働きで、寒くなったら体がブルブルと震えたり、暑くなれば汗をかいて体温を下げようとする働きがホメオスタシスです。 体温を一定に保とうとする働きで、人間の体にはなくてはならない機能です。
また、体の働きだけでなく人の心理や行動にもホメオスタシスは使われるようになり、私たちが現状から抜け出そうとするときに不安や恐怖を感じさせて元に戻そうとします。
これが「あきらめ」につながるんですね。
不安や恐怖を感じてあたりまえ
反対にとれば何かに挑戦しようと決断したなら、不安や恐怖を感じる方へ向かうことが正解だともいえます。 不安も恐怖も感じないところは現状となにも変わらないということです。
スポーツやビジネスなので常にチャレンジしている人が言う「武者震い」はホメオスタシスによる不安・恐怖に対するものなのかもしれませんね。
私たちの頭の中では「変わりたい! より良い人生を送りたい!」と願っているのに、無意識に「でも、いつも通りがいいよ、安心だし」と感じているんですね。 それほど人間は「変わりたくない生き物」ということです。
どうしたら克服できる? 4つの方法

本人の意思とは関係なく「元の自分に戻そう」とする強い力がホメオスタシスということは分かってもらえたでしょうか。 では一体どうやって克服するのか?
それはホメオスタシスに気づき、理解したうえで味方につけることです。 上手にコントロールして自分のモチベーションを保つことで不安・恐怖に慣れていくわけです。
1・気づく
え?すでに「出来るかなぁ、やったことないし、根性もないし」ですって? それこそがホメオスタシスの仕業ですよ。 常に自分の心の向きを確かめることで、前に進んでいるのか後退しているのかに気づいてください。
「やる気がでない、面倒になった、ほかに楽な方法はないかな」と自分の気持ちに気づくことが大切で、「それらはホメオスタシスのせいだ」と理解することです。
ネガティブになっても責めないでください。 あなたは悪くありませんよ。
2・行動する
次にホメオスタシスに黙ってもらう方法です。
頭の中で「やめてしまえ!いつも通りでも困らないじゃん!」と、囁きはじめたら「行動する」ことで追い払ってください。 行動している間は余計な雑念が沸いてくる暇はありませんよね。 立ち止まって後ろを振り向くから「ほら、やっぱり無理でしょ?」とニヤニヤしながら話しかけてくるんです。
3・続ける
行動することが出来たら、つぎは「続ける」ことです。
無理な計画では途中で挫折しがちですが、ヤバイと思ったら規模を縮小してもいいので「行動を続ける」ことに集中してください。 大切なのは「続けること」ですから。 最後までゴールして初めて「成功」です。
マラソンに例えましょう。 行動することは「走ること」ですが、「続けること」はゴールすることなんです。 なので、ゴールするためなら途中で苦しくなったらペースを落とせということです。
4・味方にする
最後にホメオスタシスを味方にすることです。
頑固で強力なパワーをもつホメオスタシスですが、条件を変えれば味方になってくれます。 それは「成功している自分を「いつものこと」にしてしまう」のです。
ゴールしたあとの自分こそが「日常の自分」なので、今はすごく居心地が悪いとホメオスタシスに感じさせるのです。 「日常から離れることが大嫌い」なので一生懸命に「日常に戻そう」と成功への手助けをしてくれるはずです。
ある意味、潜在意識をだますのですが、潜在意識には「想像」と「現実」の区別ができません。 例えばレモンをかじることを想像してください。 本当はレモンも無いしかじってもいないのに、口の中がすっぱくなって唾液が出てきますよね。
なので「想像」をうまく使うことで潜在意識(ホメオスタシス)に協力してもらうのです。
「思考は現実化する」という大ベストセラーがありますが、まさに「考えたことは現実に起こってしまう」という無意識の力を利用するわけですね。
まとめ

人の才能とは実はそんなに差が無いと思いませんか? 何なら成功者よりもあなたのほうが優れている点だってたくさんあるはず。 では何が成功する人とそうでない人を分けるのか?
それは「考え方のクセ」だけです。
「そんなこといっても、自分には無理かも」
ほら、またホメオスタシスが囁いていますよ? あなたはまだ成功していないだけです。 ネガティブな感情が沸いてきたら「あ、ホメオスタシスの仕業だな」と素早く気が付くことです。 そして悩み始めるまえに行動に移すこと、そして継続すること。
最後は「今の自分は本当の自分じゃない!」と、常にセルフイメージを高めるクセをつけることが大切です。 成功している自分を思い描くことです。
「でもなぁ。 面倒だなぁ。」 ほら、また囁いていますよ! どうしますか?
それでは、また。