痛風 ビールのプリン体だけじゃない、気をつけたい6つの原因

健康

こんにちは、矢印タカシです。

中年になってくると気になる病気のひとつに「痛風」があります。 風邪が吹いても痛い病気っていったい? 生活習慣が原因とされており全国には予備軍を含めると、痛風の患者数は1000万人にもなるといいます。 では、どんな食べ物に気を付ければいいのでしょうか、今回は食事や原因など痛風について詳しくお話していきます。

痛風とは

痛風は体内の尿酸が増えることで起こる病気です。

通常は増えた尿酸はおしっことして体外に排出されますが、体質・年齢・性別・生活習慣・ストレスなどの要因で増えすぎた尿酸が結晶化し、関節や腎臓で炎症をおこします。 このときの痛みが「痛風発作」といわれる症状です。

男性のほうが体内の尿酸量が多いので患者数も多くなりますが、食事の欧米化や乱れた生活習慣などが原因で、近年は女性の痛風患者も増えています。

遺伝性があるため血縁者に患者がいる場合も注意が必要です。

痛風の原因 尿酸はなぜ増えるのか

健康な状態であれば体内に尿酸が増えても排泄することでバランスが保たれますが、下記の6つの原因によりバランスが崩れてしまい尿酸が増えてしまいます。

体内のプリン体の増加

プリン体は細胞内にある核酸が主成分で、細胞の老化とともに老廃物として体内に蓄積されます。 また、プリン体はエネルギー物質なため激しい運動や筋トレなどで大量にエネルギーを使うと、その燃えカスとしてプリン体は増加します。

腎臓の機能低下

腎臓の機能低下により尿酸を処理できなくなって体内に尿酸が溜まっていきます。 これらの臓器の機能は加齢とともに低下しますし、高血圧・糖尿病・肥満も腎臓に負担をかけるので注意が必要ですね。 水分補給をすることで排尿を促すことも大切です。

肥満

肥満は体内でのプリン体合成を促進し、尿酸の排泄機能を低下させてしまいます。 ジュースなどの砂糖を多く含む飲み物や、動物性食品の取りすぎも尿酸の増加につながります。 尿酸は体内で作られるものが全体の80%にもなります。 なのでまずはダイエットで体重を適正に戻すことが尿酸を増加させないことにつながります。

プリン体が多い食品の摂取

魚の肝や干物にはプリン体が多く含まれるので食べすぎには注意が必要です。 プリン体は水に溶けるので、スープなどに使う際も取りすぎに気を付けましょう。 うどんやラーメンを汁まで飲んでしまうとそれだけプリン体も摂取することになります。

過度のアルコール摂取

アルコールを飲むと体内で分解されるときに尿酸が作られます。 ビールにプリン体が含まれることは有名ですが、その他のアルコールでも代謝される際に尿酸をつくり、体内に蓄積されていくことを忘れないでください。

ストレス過多

アルコールや食事を改善しても尿酸値が下がらない場合、ストレスによる腎臓の負担が原因になっている可能性があります。 ふだんからストレスを貯めないような努力をすることは、ほかの病気になる可能性も下げてくれます。 真面目で弱音を吐かない仕事人間のかたは要注意ですよ。

まとめ

痛風にはちゃんと原因があることが分かりましたね。

適度な運動、毎日の多めの水分補給やストレスを貯めない生活、食べすぎずアルコールも適量にする。 これらは痛風を予防するための最低限の約束です。

なってからでは薬のお世話になったり食事制限がかかったりと大変な思いをすることになります。 ぜいたくな食生活などが原因の「痛風」は別名「ぜいたく病」とも呼ばれます。

中年になれば誰でも肥満気味になりますが、少しでも適正体重に近づいて健康に生きたいですね。

それでは、また。