こたつ 家計にも健康にも優しい、再び注目されるエコ家電です。

家庭

こんにちは、矢印タカシです。

みなさんは冬の暖房器具は何を使っていますか? エアコンでしょうか? 石油ファンヒーターも根強い人気ですよね。 新しい家だと床暖房なんかも流行っていますよね。 その一方で昔から日本にあって、すごく便利でエコなのにも関わらず姿を消しつつある暖房器具があります。 そう、今回の主役は「こたつ」です。 あらためて調べてみると今だからこそ「こたつ」をおすすめする理由がたくさんありました。 今日はそんなお話です。

あらためて考えるこたつの魅力

現代社会は核家族化や共働き世帯の増加、おひとり様も増えてきて家族が揃って団らんすることが減りましたね。 昔は冬になればこたつに入って食事をし、テレビを見るのも勉強するのもこたつに入りながらでした。

便利でエコだったこたつ文化も、住宅や生活の洋風化とともに廃れていった気がしますね。 でも、こたつには新しい暖房器具には無い魅力がいっぱいあります。

・頭寒足熱で体に優しい

ファンヒーターやエアコンは部屋全体を暖めるので、足先などが温まるよりも体が温まってしまいます。 つまり部屋は温かいのに足は冷たいような感覚になりませんか? 逆にいえば手足が温かいと感じれば、室温を下げても寒くないということです。

昔から「頭寒足熱」は健康によいとされています。 例えば露天風呂を思い出してください、体はお湯の中でポカポカすれば、頭は冬の空気にさらされて寒いはずでも、のぼせないから逆に気持ちよくていつまでも出たくない。 足湯も同じ感覚ですよね。

・空気を汚さない

ストーブやファンヒーターは石油を燃焼させるので、どうしても空気が汚れますし定期的な換気が必要です。 いっぽう、こたつは電気で暖めるので一切空気を汚しません。

・空気を乾燥させない・結露しない

エアコンをつけっぱなしで寝てしまい、翌朝のどがガラガラだった経験はありませんか? これは「空気は暖めると湿度が下がる」ことが原因なんです。 石油ストーブ&ファンヒーターは燃焼時に水分を作るのでエアコンほど乾燥はしません。 

そこで加湿器を使って部屋全体を加湿するのですが、その結果として冷たい窓や壁に触れた水分が冷えて水滴になる「結露」が発生します。 

こたつは部屋全体を暖めるわけではないので、室温も上昇せず結露防止になります。 また、湿度も下げないので加湿器などもあまり必要ありませんよね。 ファンヒーターと併用したとしても、室温を下げやすいので効果は期待できます。

 ・コストが安い。 すぐに暖まる。 

こたつの電気代は弱運転の場合、おおよそですが一時間2~3円程度です。 こたつを使うことでエアコンやファンヒーターを併用しても室温をさげることができるので、それぞれのコストも単体で使うよりも安くなります。

そしてスイッチを入れればすぐに暖かくなるのは有難いですよね。 エアコンもファンヒーターも部屋全体を暖めるには数十分かかります。

ホットカーペットも電気を使いますが、こたつが100~200W程の消費電力に対し、ホットカーペットは400~500Wと消費電力がかなり高いです。 

こたつを取り入れた生活

我が家も数年前にこたつを導入しました。(20年ぶりくらい)

最初は否定的だった冷え性の妻も「足が温まれば室温は気にならない」と言っており、部屋ごと暖房して薄着ですごすよりも、こたつ&厚着の方がだんぜん快適だそうです。

私は昔から暑がりなのでいまの環境があっています。 冷え込んでどうにも寒い日にはファンヒーターを一番低い温度設定でつけますが、日中や温かい日はこたつのみで十分です。

頭寒足熱の効果はてきめんで、頭がすっきりとクリアになります。 そして足を暖めると本当に室温は気にならなくなりました。 こたつから出ると寒いですけどね。(笑)

最近の住宅は高気密で断熱性も高いです。 全館空調なんて言葉もあって、商業ビルのように建物すべてを暖めるような設計もあります。 ですが、コストをかけてまで部屋全体を暖めるメリットって?と思うこともあります。

東日本大震災以降、節電のためにこたつが再び注目を集めています。 洋風のお部屋にも合うこたつや掛布団・ラグも多く販売されています。 こたつが古くてダサいのは昔の話です。 

冷え性で悩んでいる方にこそ「こたつ」をおすすめします。 頭寒足熱がいかに冷え性に効果的かを体感してほしいです。 大切なのは「室温ではなく手足を温めること」。

こたつの魅力を再発見してみませんか?

それでは、また。