こんにちは、矢印タカシです。
ここ数年、「年賀状じまい」という言葉をよく耳にしませんか? 年賀状を仕舞う(終わりにする)ことですが、高齢になり文字を書くのも辛くなってきたり、メールやSNSで済ませてしまうから? いえいえ、もっとポジティブな考え方から年賀状じまいする方が増えているんです。 今回はそんなお話です。
年賀状 みんなはどうしてる?
年賀状についてのアンケートによると毎年送る人は約70%、ほとんど送らない人は約24%になるそうです。 4人に1人は年賀状を出さないんですね、この数字をあなたはどう感じますか?
枚数については、10枚以内が52%、30枚以内が25%。 それ以上出す人が残りの23%という結果でした。 昔とくらべると出す人も枚数も減ってきているのでしょうか。
ちなみに、受け取った枚数も同じような割合でした。 これは貰ったら返事を出すという習慣が、守られているからかもしれませんね。
一方、受け取った時の気持ちについて70%の方が「嬉しかった」と答えているのに対し、残りの30%は「特に何も思わない・面倒」と答えています。 義理で出し続けていたりするとどう感じるのかも。
また、年賀状が少なかった時の気持ちはどうでしょうか? 全体の46%は「寂しい」と答え、残り54%は「何とも思わない・手間が減るので楽。」と答えています。
年賀状じまいとは どうすればいいのか?

まず、年賀状を出さないという方法があります。 思い切ったやり方に思えますが、普段から連絡を取り合う仲であれば、何らかの連絡はあるでしょうし、無ければ思い切って疎遠にするのも方法です。
次に寒中見舞いに「来年の年賀状を最後にさせていただきます。」と書いて出す方法です。 年賀状そのものに書くよりも「予告」がある分、相手も理解してくれると思いますし、最後の年賀状に返事を書く余裕も生まれますよね。
最後は年賀状に書いて出す方法です。 ただし年賀状は「お祝い状」なので、お断りをするような内容は好ましくありません。 なので最初のように寒中見舞いで出すか、文面を考えて失礼のないようにすることが大切です。
年賀状じまいをする時の3つのポイントについて。
1・「これからもつきあいを続けましょう。」とひと言添える。 あくまで年賀状のやり取りを止めるだけですよ、交流は続けましょうねという事を伝えましょう。
2・電話やメールアドレスを書いておく。 連絡手段を書いておけば相手も連絡しやすくなりますよね。
3・「高齢のため、病気・入院のため」などネガティブな理由を書かない。 年賀状はお祝い状でしたよね。 前向きな文面で相手に伝えましょう。
年賀状じまいの例文 まとめ
・高齢を理由にする場合
あけましておめでとうございます。
長年にわたり年賀状のやりとりをしてきましたが、年齢的に書くことが大変になってまいりました。 そのため、今年の年賀状を最後にさせていただきたく存じます。 どうかご了承くださいますようお願い申し上げます。
(関係を整理したい場合)
皆様のご活躍とご健康をお祈り致しています。
(関係を続ける場合)
今後は電話やメールでご連絡させていただきたくお願い申し上げます。
・年齢に関係なく
あけましておめでとうございます。
誠に勝手ではございますが、本年を持ちまして年賀状による年始のご挨拶を控えさせていただきます。
文面に「皆様」を入れると「あなただけではありませんよ」という気持ちが伝わると思います。 こうしてみんなに年賀状じまいを連絡しているんですよと思って貰えるでしょう。

子どもの頃はもらって嬉しかった年賀状ですが、大人になるにつれて仕事上の関係だったり、何年も連絡はないけど年賀状だけはやりとりする関係も増えてきますよね。
「今年こそはお会いしたいです」なんて書いてくる人も多いのでは?
知人・友人は人数が多いほど「幸せ」なんでしょうか。 数人しかいないのは「恥ずかしい」ことでしょうか。 そんな価値観はもう古いと感じませんか? 若い人ほど人間関係の断捨離がうまいと思うことがあります。 付き合う人数を少なくしてより濃い関係だけを残す、そうゆう考え方もアリなのかもしれませんね。
出すのが当たり前。 そんな風習に少しでも疑問を感じたなら、一度年賀状を読み返してみてはいかがですか? そこに「年賀状じまい」のヒントが隠れているかもしれませんよ。
それでは、また。