「パーキンソンの法則」とは。 目標設定の大切さがよくわかる、知らないとちょっぴり怖い法則です。 

人生

こんにちは、矢印タカシです。

楽しかった夏休み。 毎日有り余るほどの時間があったのに、宿題を終わらせたのは31日ギリギリだった! なんて経験はありませんか? なぜ計画的にさっさと終わらせることが出来ないのかと疑問に思ってしまいますよね。 これには「パーキンソンの法則」という、ちょっぴり怖い法則が関係していたのです。 今回はこの法則について知ることで、目標を立てることの大切さについて学びましょう。

パーキンソンの法則 仕事とお金の2つの法則

パーキンソンの法則はイギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソン氏が1958年に提唱した法則です。

この法則は「仕事」と「支出」の2つに分かれており、両方を理解することで日常生活にも役立てることができます。

第一の法則

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

第二の法則

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。

仕事とお金について言っていますが、本質的には同じことを言っていて捉え方によって、色んな事柄に当てはめることができそうです。

パーキンソンの法則 さらに詳しく解説すると

例えば上司から「この仕事を週末までにやっておいて」と言われたとします。 今はまだ月曜日です。 ササっと取り掛かれば今日中に出来そうな内容ですが、なぜか出来上がったのは金曜日になってから。 つまり金曜日までという期限が脳内にインプットされているので、内容に関係なくその期限ぎりぎりまで時間を使ってしまうというものです。

会議でもそう、2時間という期限があればきっちりと、会議に2時間使ってしまいがちです。 内容的には40分で終わるような会議でも。

ここから読み取れるのは「常に時間を意識した行動をとらないと、仕事は期限まで膨張し続ける」ことを知っておくことです。 ~までだからいっか。 という見えない法則によって奪われる時間のことを意識してください。 時間は作るものと言いますが、この法則を知らずにいると、いつまでも時間なんて作れませんよね。

仕事や会議にたとえ期限があったとしても、その内容にかかわらず「自分だけの目標」をしっかり設定すれば、空いた時間を自分のために有効に使えます。 大勢の場合はこのパーキンソンの法則について全員が理解しており、なおかつ目標(結論が出たら会議を終わる)を重視することが望ましいでしょう。 

多くの人はダラダラと会議(仕事に限らず町内会などでも)を繰り返すことに疑問を持っていると思います。 それでも目標よりも時間をいっぱいまで満たすことで満足しているのが現状です。 あなたはどう感じますか?

支出についても同じです。 日本人は勤勉な性格から貯金をするのが得意と言われていますが、この法則のようにあればあるだけ使ってしまいがちなのも事実ですよね。

簡単に言うと、収入から必要なものを支払った残りの額(自由なお金)は月末までにすべて使い切ってしまいがちだという事です。 この法則を理解していないと、年収300万円ではそれなりに使い切りますが、たとえ年収が1000万円になっても同じように浪費してしまい結局は貯金ができないことになります。

いわゆる成金と大富豪の決定的な違いはここにあると感じませんか? お金持ちほど質素でケチなことは知られていますよね。 骨とう品や高級車をいつも乗り換えていたり、無駄に広い家に引っ越してみたりするのは、パーキンソンの法則にもろに当てはまっているとは思いませんか?

法則から学ぶもの まとめ

著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏もこう言っています。

「お金を使ったあとで残った分を貯金するのではない。 貯金した残ったお金を使うのだ」

物事に対する優先順位を考えさせられる言葉ですね。 もちろんバフェット氏は残ったお金で贅沢をしたわけではありません。 残ったお金をさらに投資にまわすことで、今の財産を築いてきたと言えるでしょう。

Time ie money お金も時間も無限にあるわけではなく、しっかりと目標をもって行動しないと無駄に気が付かないまま一生を過ごすことにもなりかねません。

「仕事を頼むなら忙しい人に頼め」という言葉もパーキンソンの法則と関係があるのかもしれませんね。 自分なりの短期目標を持っている人は、自分の時間も大切にしている。 だからこそ短時間で満足のいくしごとが出来るのかも。

お金もそうです。 余ったお金の使い道をしっかり管理できる人ほど収入は増えていくでしょうし、無駄な支出を減らせるので財産もどんどん増えていくでしょう。

いかがでしたか? あなたの日常にも当てはまりませんか? 

明日から使えそうなパーキンソンの法則です。 ぜひ活用してみてくださいね。

それでは、また。