うがい・手洗い・マスクは効果あるの? 風邪予防の最前線を調べてみました。

健康

こんにちは、矢印タカシです。

昔から風邪やインフルエンザ予防には「うがい・手洗い・マスク」が確実と言われてきました。 そして多くの家庭ではそれを実践してきましたし、それによって防げていたのかもしれません。 ですがネット社会の今では「うがいには効果がない」などの意見も多くみられます。 いったいどれが正しいのか? どれを信じればいいのか? 今回は風邪予防の最前線についてのお話です。

風邪やインフルエンザにかかる仕組みを知ろう。

一般的に風邪の大半はウィルス感染によって起こります。 インフルエンザもウィルス感染ですよね。 風邪のウィルスは唾液や鼻水などから接触感染しますが、インフルエンザはそれに加えて空気感染もしますし、風邪のウィルスよりも感染力が非常に強いのが特徴です。

インフルエンザは高熱が出るなど風邪に比べて症状が重く、肺炎などの合併症を引き起こすこともあるので特に高齢者や弱っている方は早めの治療を受けないと生命に危険が及ぶこともあります。

風邪ならば症状が軽い場合、市販のかぜ薬でも治ることがありますが、、インフルエンザの場合は効果がありませんし解熱鎮痛薬を飲みすぎると胃炎などを引き起こす原因にもなります。 いずれにせよ早めに医療機関を受診することが大切なんですね。

うがい・手洗い・マスク。 効果は本当にあるの?

うがいについては近年「効果はあまりない」という意見が主流のようです。 もちろん全くないわけではありませんが、ウィルスを洗い流す効果はあまり期待できないようです。 市販のうがい薬ものどの粘膜を痛めやすいのでやりすぎには注意しましょう。 

うがいに効果が無いと言われる理由のひとつに「ウィルスが粘膜に付着してからおよそ20分で体内に入る」ということがあります。 なので、うがいでウィルスを流そうとするなら、頻繁にうがいを続けないと効果が無いということですね。 

変わって最近の主流になりつつあるのが、こまめに水(お茶)を飲むというもので、テレビなどでお医者さんが実際にやっている方法として紹介され広まっています。 毎日、大勢の患者さんを診察しているお医者さんは、当然ウィルスに触れる機会っも桁外れに多いのですが、手元に水(お茶)を用意しておいて診察の合間にちょこちょこと口に含み、胃に流し込むことで胃酸のちからで死滅させるそうです。

お茶にはカテキンが含まれており、それが風邪予防に一役立っていることもあります。

手洗いについては効果はありますがやり方によっては効果が無い場合もあるそうです。 水道水でジャバジャバと簡単にするのではなく、石鹸をつけて指の間や爪の間などの、細かなところまで丁寧に洗うほうが良いようです。 あとは、良く拭いてからアルコールスプレーなどで除菌すると一層効果が上がります。

最後にマスクですが完全に口を覆うことが出来ないために、ウィルスの侵入を防ぐ手段としては効果が低いようです。 ただ着用することで自分が感染している場合に周りへのウィルスの飛散を抑える効果や、口腔周囲の温度や湿度が保てることで気道粘膜の免疫を維持できることで風邪やインフルエンザの予防にはなっているようです。

正しい使い方として隙間を作らずマスクの表面には触らず、一日ごとに捨てることと使いまわしは絶対にしないことです。 

まとめ

いずれも諸説あるので必ず正しいとはいいにくのですが、第一の予防はカラダの免疫力を落とさないことです。 ストレスや過労で疲れていてはウィルスは簡単に増殖してしまいます。 健康なカラダがあってこそ、うがいや手洗い・マスクの使用といった予防策が意味を持ってくるので、日々の食事や運動も立派な風邪予防だと言えます。

風邪やインフルエンザは「ウィルス感染」でおきる病気です。 そしてウィルスは細菌よりもはるかに小さく、乾燥すれば空気中を長い時間漂うことができます。 直接患者さんのクシャミを浴びてしまったとか、同じものを触ってしまっただけではなく空気中にも常に漂っているのです。 それを理解してマスクやこまめな手洗いにお茶のちょこちょこ飲みを実践してみるのも予防としていいのかも知れませんね。

それでは、また。