こんにちは、矢印タカシです。
一年の計は元旦にあり。 お正月にしか聞かないであろうこの言葉。 意味はなんとなく分かるけど、なかなか実践できないませんよね。 今回はこの言葉について少し掘り下げてみようと思います。
一年の計は元旦にあり。 どんな意味?
一年の計はそのまま「ことし一年の計画」という意味ですね。 その計画を一年のはじまりの日である、元日の朝に立てて挑むことが大切であるという意味です。

その由来は中国の古い学者によって書かれた「月令広義」にありました。 この書物は中国のしきたりや伝統的な年中行事について書かれており、その中に「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり」という一文が記載されています。
晨は「あした」と読み、朝のことを指すもので春は正月のことを意味しています。 つまり、一日の始まりである朝、そして一年の始まりである正月にこそ計画をきちんと立てるべきである。という戒めということですね。
月令広義の「一日の計は・・」のは続きがあって、一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり、一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり。という具合に続きます。 つまり、日々の充実度をを決めるのは一日・一年の最初にあり、勤勉に働くことで一生が決まり、健康に過ごすことで一家の将来が決まるということです。
「一日の計」「一年の計」「一生の計」「一家の計」、この四つを合わせて「四計」と呼び、いい人生の設計には欠かせない大事な計画とされています。
計画の大切さ。 他にもこんな名言・ことわざが。
・計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、故に、夢なき者に成功なし。
これは吉田松陰の有名な名言ですね。 成功するためには行動が大切、その行動はきちんとした計画に基づいてこそ動けるし、そのためには夢を持たなければ始まらない。 とてもいい言葉ですよね。
・計画を立て、目標を設定しない限り、人並み以上に抜きんでることは出来ない。
アメリカの小説家であるオグ・マンディーノ氏の名言です。
・計画することに失敗した人は、失敗することを計画しているのと同じことだ。
こちらもアメリカの牧師であり自己啓発作家としても有名なロバート・シュラーの言葉です。
・要らぬ取り越し苦労をするよりも、前もって考えたり計画するほうが大事だ。
有名なイギリスの政治家、ウィンストン・チャーチル氏の名言です。
・計画とは未来に関する現在の決定である。
オーストリアの経営学者ピーター・ドラッカーの言葉です。
さいごに。

いかがでしたか? 個人的には耳の痛いことばが並びましたが、それほど最初の「計画」は大事だということですね。 好きな言葉のひとつに「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」というのがあります。 昔のことはどうしようもありませんが、今この瞬間に未来のための計画を立てることはできます。 それが例えどんなに小さな計画であっても立てることに意味がありますし、その計画なくして行動は生まれません。
自分の未来を変えるためにも「一年の計」、立ててみませんか?
それでは、また。