快眠したいなら不規則な生活をやめる。 質のいい睡眠は質のいい生活リズムから。

健康

こんにちは、矢印タカシです。

仕事に趣味に遊び、現代人は忙しいのが当たり前です。 ゆっくりと食事をとりゆったりとしたバスタイムを過ごし、お風呂上りは部屋の照明を少し落として趣味や読書の時間に没頭し、眠たくなったらベットに入りそのまま眠りにつく。 そんな生活に誰もが憧れますよね。 しかし現実は? そもそも帰宅が遅く食生活も乱れがち、お風呂も汗と汚れを落とすことだけが目的で、日付が変わってやっと就寝。 そんな人も多いのでは? 

今回は「質のいい睡眠は質のいい生活リズムから」がテーマのお話です。

人はなぜ眠るのか?

睡眠は人間の三大欲求のひとつ(睡眠・食欲・性欲)で、誰もが当たり前に眠くなれば眠りますよね。 ではなぜ寝ることが必要なのでしょうか?

人生の三分の一は寝ている。 その時間を遊びや仕事に費やしたらどれだけハッピーになれるんだろう? そんな疑問を持ったことありませんか? でも眠ることはDNAに刻まれた人間としてもっとも大事な作業のひとつなんですね。

 

理由のひとつは体を休めるため。 一日中使われた筋肉や細胞を睡眠をとることで回復させます。 もうひとつは脳の休息のためです。 脳に休息を与えないで働かせ続けると「記憶力・判断力・問題を解決させる力」などが低下します。 また、精神が不安定になり「うつ病など精神疾患」になりやすくなります。 

最初の「体を休めること」が出来なくなると、免疫力が低下する事で生活習慣病や感染症・がんなどの病気の原因になり、内臓の働きが悪くなることで肌荒れや老化の原因にもなります。

だから毎日、疲れたら眠くなり睡眠を取ることで、体と脳を回復させようとDNAにプログラムされているんですね。 そしてそれを妨げないように努力することで健康を維持できているわけです。

どのような睡眠がよいのか?

日本人の平均睡眠時間は7時間40分ほどで、先進国のなかでも短いほうになります。 寝ずに働くことで豊かさを求めてきたイメージがありますもんね。 では、睡眠時間が多ければ「いい睡眠」と言えるのでしょうか? これも答えはノーで、浅い眠りをダラダラとするよりも、深くて質のいい睡眠を取るほうが短時間でも体と脳を休めることが出来るのです。 時間よりも質が大切なんですね。

具体的には寝入ってから約3時間の間に深い眠り(ノンレム睡眠)に達すれば、脳も体もしっかりと休ませることができます。 同時に大切なのが「成長ホルモン」で、これも眠り始めて2~3時間後に分泌されます。 成長ホルモンは疲労回復や細胞を修復させる役割を持っているので、皮膚や内臓の細胞を新しくするターンオーバーのために必要なホルモンで、別名「若返りホルモン」とも呼ばれています。

質のいい睡眠をとるためには?

よく言われるのが寝る前にスマホやPC・テレビを見ない、コーヒーなどのカフェインを避けるなどですが、それだけではなく朝起きた時からの生活リズムも大きく関係しています。

朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴び、朝食をしっかり取って体内時計をリセットする。 その後も仕事に昼食・夕飯をなるべく決まった時間に食べて、ゆっくりと入浴してベットに入る。 など、自分のリズムを良く知ったうえで規則正しい生活をおくることがいい睡眠を取るための大切な要素です。

そして冒頭のスマホやPC・テレビなどの刺激を避けて、少し照明を落とした空間を作り、読書や音楽・趣味などでリラックスできる時間をぜひ設けてください。 今日一日の不安やストレスを明日に持ち込まず、なるべく楽しいことを考える努力をして質の高い睡眠が得られるようにしてください。 

今までの生活習慣を変えるのはそう簡単なことではないかもしれません。 ですが少しずつでも生活リズムを整えて心も体もゆっくり休めるようにしていってはどうでしょうか?

質のいい睡眠は質のいい生活リズムから。

それでは、また。