秋は木立を抜けて、今夜遠く旅立つ。

音楽

11月も終わりが近づき紅葉もますます色濃くなり、吹く風も冷たくなってきましたね。あなたはどの季節が一番好きですか?

こんにちは。矢印タカシです。

 

秋は木立を抜けて、今夜遠く旅立つ」。 1974年発売の松任谷由実(当時は荒井由実)さんのセカンドアルバム「ミスリム(Misslim)」から、”旅立つ秋”という曲の歌詞です。

このアルバムには有名な「やさしさに包まれたなら」や「瞳を閉じて」、「海を見ていた午後」など名曲そろいなんですが発売から44年も経ってしまったのですね。もちろん矢印はリアルタイムで聴いていた訳ではありませんが、10歳年上の兄の影響でこのアルバムもよく聴きました。

 

あまり曲を聴くときに歌詞に注目するタイプではないのですが、この”旅立つ秋”のこのフレーズは何年たっても秋が来るたび、そして寒さが増していきだんだんと冬の気配が近づいてくると、どこからともなく思い出してしまうほどです。

 

例えばこれが夏なら「夏はさぁ!入道雲を抜けてさぁ!昨日行っちまったぜ?ハワイに!」なのかもしれない。 冬ならば「ふゆは、ゆきどけの草原をわたり、あたたかな陽ざしの午後、そっと旅立ちました。」 春なら「春はごった返すテーマパークの人込みを抜けて、人の熱気とともにさっさと旅立つ」のかもしれない。

でもやはり”秋は木立をぬけて、今夜遠く旅立つ”のがいいです。

 

今夜、人知れず木立を抜けて静かに旅立つかもしれない秋に、人知れず想いを馳せてみませんか?